簡単なのにすごい! Photoshop 1分講座

モックアップに仕える自然な影の作り方

  • パパ

2025年12月29日 06:24

　商品のモックアップを作る時などに使える「遠近法ワープ」を使った影の形の作り方を解説します。台座の上に商品を置いたようなビジュアルを作る時、影の形を整えようと自由変形を使っても不自然になりがちです。「遠近法ワープ」を使うと、自然な変形を行なうことができます。

動画版
今回使う元画像
花瓶のレイヤーを選択し、Ctrl(Mac: Command)+Jで複製します
下の花瓶のレイヤーを選択し、Ctrl(Mac: Command)+Uで色相彩度をつくり、明度を-100にして真っ黒にします
黒くした花瓶のレイヤーを選択しメニュー＞編集＞遠近法ワープを選択します
台座と背景の境界線を意識してグリッドを作ります。まず花瓶上部をドラッグで囲い、花瓶下部をドラッグで囲みます。この時、上のグリッドと下のグリッドを引っ付けます
オプションバーから「ワープ」を選択し、ポイントをドラッグして位置を調整し影の形を作ります。影の形ができたらオプションバーの〇で確定します
影のレイヤーを選択し、メニュー＞フィルター＞ぼかしギャラリー＞フィードぼかしを選択します
カンバス上をクリックしてポイントを作ります。1つはボケの弱い花瓶と設置している部分、もう1つはボケが強い花瓶から離れた部分に配置します
各ポイントのボケの強さを調整し、花瓶と設置している部分はボケを弱く、離れている部分はボケを作欲してオプションバーのOKで確定します
最後にレイヤーの不透明度で影の濃さを調整すれば完成です
パパ

映像制作会社などを経て2017年フリーランスとして独立。現在はSNSを中心にPhotoshopの作品メイキング、チュートリアルを投稿している。複数の写真を使い1枚のアート作品を作るフォトマニュピレーションの動画は200万回再生を超え、現在YouTubeのチャンネル登録者数は約11万人、Twitterフォロワーは約6万5千人。また2022年10月からAdobe Community Evangelistとして 講師やセミナー、メディア出演、書籍執筆などを通しノンデザイナーやノンプロ向けに「作れる面白さ」を精力的に発信している。Twitterは@StudioT_ppp