イベントレポート

CESで展示された「EliteBook x360」などHP新製品を実機レポート

EliteBook x360

 既報の通り、HPはCES 2017に合わせてノートPCや湾曲液晶搭載一体型PCなどの新製品を発表した。各製品の詳細は関連記事を参照いただくとして、本稿ではCES 2017に合わせて開催されたイベント「Digital Experience!」で展示された新製品の実機を写真で紹介する。

EliteBook x360

 「EliteBook x360」は、液晶部が360度開閉する仕様の2in1 PC新モデル。第7世代Coreプロセッサ、最大16GBのメモリ、360GBのNVMe PCIe SSD、13.3型4K(3,840×2,160ドット)またはフルHD(1,920×1,080ドット)表示の液晶を搭載するというように、スペックも充実。オプションのアクティブペンを利用したペン入力にも対応する。

 重量は1.28kgと、このクラスの2in1 PCとしては標準的。1kg切りのモバイルノートも増えている中では、実際に手にするとやや重く感じるが、モバイル用途として十分許容範囲内と言える。また、高さも14.9mmと薄く、収納性も悪くないだろう。

天板
本体前面
左側面
背面
右側面
底面
13.3型液晶を搭載。展示機は4K(3,840×2,160ドット)パネルが搭載されていた
液晶ヒンジは2軸タイプで、360度開閉する
4種類の形状で利用可能
液晶上部には赤外線カメラも搭載され、Windows Helloの顔認証機能に対応
オプションのアクティブペンを利用すればペン入力も行なえる
キーボードはアイソレーションタイプ
右パームレストに指紋認証センサーを搭載
キーボードバックライトも搭載している

Spectre x360

Spectre x360の15.6型液晶モデル

 15.6型液晶搭載の2in1 PC「Spectre x360」の新モデル。Core i7-7500U、GeForce 940MX、15.6型4K(3,840×2,160ドット)液晶などを搭載し、こちらも高スペックなPCとなっている。液晶が大型のため重量は約2kgあり、さすがにモバイル用途としては厳しいという印象。ただ、家庭内で持ち運んで利用するには苦にならないだろう。

天板
本体前面
左側面
背面
右側面
底面
15.6型4K(3,840×2,160ドット)液晶を搭載
液晶ヒンジは2軸タイプで、360度開閉する
4種類の形状で利用可能
液晶上部には赤外線カメラも搭載され、Windows Helloの顔認証機能に対応
キーボードはアイソレーションタイプ

 また、13.3型液晶搭載のSpectre X360新モデルも展示されていた。こちらも第7世代Coreプロセッサを搭載し、液晶は13.3型で4K(3,840×2,160ドット)表示に対応。サイズは326×219×15.5~17mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.45kg。

Spectre x360の13.3型液晶モデル
天板
本体前面
左側面
背面
右側面
底面
13.3型4K(3,840×2,160ドット)液晶を搭載。上部には赤外線カメラも搭載し、Windows Helloの顔認証機能に対応
液晶は360度開閉し、4種類の形状で利用可能
キーボードはアイソレーションタイプ

HP Spectre

HP Spectre新モデル

 こちらは、超薄型クラムシェルPC「HP Spectre」新モデル。CPUが第7世代Coreプロセッサに強化されており、展示機ではCore i7-7500Uが搭載されていた。液晶は13.3型で、表示解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)。そのほかの仕様は従来モデルから大きく変わっていない。

天板
本体前面
左側面
背面
右側面
底面
13.3型フルHD(1,920×1,080ドット)液晶を搭載
独特な液晶ヒンジも従来モデル同様だ
キーボードも従来モデルと同じ仕様となっている

HP ENVY Curved All-in-One 34-b010

HP ENVY Curved All-in-One 34-b010

 「HP ENVY Curved All-in-One 34-b010」は、アスペクト比21:9の34型湾曲液晶を搭載する一体型PC新モデル。大型の液晶を搭載するため、かなり横幅は大きいが、スッキリとしたデザインで、液晶ベゼルがかなり狭くなっていることもあって、数字ほどの大きさは感じない。液晶下部の本体部分は、横幅こそあるが、奥行きは短く、デスク上での占有スペースも思ったほどではなさそう。

 本体側の上部左には、Qi準拠のワイヤレス給電機能を搭載し、対応スマートフォンなどを置くだけで充電が可能。また、全面はメッシュとなり、内部にBang & Olfsenの4スピーカーシステムを内蔵。実際の音もかなり高音質と感じた。

 背面には、各種ポート類がまとめられており、放熱用の排気口も見える。また、電源ボタンは背面に用意されている。

アスペクト比21:9の34型湾曲液晶を搭載
左側面から見た様子
液晶上部にはWindows Hello対応カメラ「HP TrueVision HD IR Camera」を搭載
カメラはプッシュ式で簡単に格納できる
背面
ヒンジはチルト角度のみ調節可能
本体正面はメッシュで覆われ、Bang & Olfsenの4スピーカーシステムを内蔵
右上部にはオーディオコントローラを搭載
左上部にQi準拠のワイヤレス給電機能を搭載
対応スマートフォンを置くだけで充電可能
背面側
ポート類は背面に集約
電源ボタンも背面側にある

OMEN X 35 Curved Display

OMEN X 35 Curved Display

 「OMEN X 35 Curved Display」は、HP初NVIDIA G-Sync Technology対応の35型湾曲ゲーミング液晶。アスペクト比21:9、表示解像度3,440×1,440ドットの35型液晶を搭載。ゲーミング液晶らしく、正方形のスタンドや背面に幾何学模様とゲーミングブランド「OMEN」ロゴ、液晶下部にRGBイルミネーションLEDを搭載。背面スタンドはヘッドフォンスタンドとしても活用できる。

アスペクト比21:9の35型湾曲液晶を採用。NVIDIA G-Syncにも対応する
左側面。USBハブ機能を備える
スタンドは正方形
背面
スタンド部はヘッドフォンスタンドとしても活用できる
入力端子などは背面下部中央に集約
液晶下部にはRGBイルミネーションLEDを内蔵