ニュース
NVIDIAもAMDもなし。CPUだけで2.19EFLOPS達成した中国スパコンが首位
2026年6月25日 11:01
スーパーコンピュータ(スパコン)ランキングTOP500が6月23日(ドイツ時間)に発表され、この中で中国産スパコン「LineShine」がCPUだけで2.19EFLOPS(エクサフロップス)を達成し、1位を獲得した。中国産スパコンが世界1位を獲得したのは2017年「神威太湖之光」以来9年ぶり。
LineShineは、中国・超級計算深圳中心(NSCS)に設置されたスーパーコンピュータ。最大の特徴は、GPUを一切使わずCPUだけで2EFLOPS超えを実現したTOP500初のシステムである点。1.55GHzで動作する独自設計の304コアLX2プロセッサを利用し、独自のLingQiインターコネクトにより、合計1,379万コアで構成される。OSはKylin OS。
消費電力は約42.2MWで、効率は52.07GFLOPS/W。HPCGランキングでも22HPCG-PFLOPS/sで1位を獲得した。HPL-MxP混合精度ベンチマークで7.92EFLOPS/sで4位だが、これは専用の低精度アクセラレータを持たないCPUのみの設計であることを示唆している。
NSCSのリリースによれば、LineShineシステムに採用されている自主開発のCPU「LX2」は行列演算アクセラレーションユニットを内蔵しており、さまざまな計算モードを高効率で協調させることができ、計算速度と汎用性の高さを両立させることを実現したという。また中国産としては初めてHBMを採用し、従来のCPUと比較してバンド幅を10倍まで高めたという。
ネットワークも独自開発の「LingQi」を採用しており、最大200万ポート/10万ノードの大規模接続をサポート。ストレージ層も高性能と大容量を両立させる階層型アーキテクチャを採用した。さらにフルスタックソフトウェアも開発し、アプリケーション上からハードウェアを使いやすくした。加えて、100%液冷を採用し、51GFLOPS/Wの効率性を達成したとしている。
システムを導入して以来、大気・海洋研究、工学シミュレーション、材料科学、創薬、脳科学、科学AI、大規模モデル推論といったアプリケーションを支援してきたとしており、混合精度計算やワークロードや大規模な並列環境において平均84.4%のスケーラビリティを実現したとしている。
なお、LineShineが1位となったことで、これまで1位だった米国の「El Capitan」は2位となった。また、El Capitanと同じHPE Cray EX255aおよびAMD Instinct MI300Aアーキテクチャをベースに構築されたイタリアの「HPC 7」は今回初めて6位にランクイン。日本の「富岳」は9位になった。















![【Amazon.co.jp限定】 伊藤園 磨かれて、澄みきった日本の水 2L 8本 ラベルレス [ ケース ] [ 水 ] [ ペットボトル ] [ 箱買い ] [ ストック ] [ 水分補給 ] 製品画像:4位](https://m.media-amazon.com/images/I/41n0o65dSkL._SL160_.jpg)




