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個人ファイルも復元できる新機能。6月のWindows 11プレビュー更新

ポイントインタイム リストア

 Microsoftは6月23日(米国時間)、Windows 11 26H1/25H2/24H2向けのプレビュー更新プログラムを配信開始した。この更新では、「ポイントインタイム リストア」と呼ばれる新機能が実装されるほか、Windows Updateを最大35日間まで一時停止する機能や、ウィジェットの改善が含まれている。これらはすべて段階的な展開となる。

ポイントインタイム リストア

 ポイントインタイム リストアは、従来の復元ポイントを使った「システムの復元」とは異なる新機能。システムの復元は、変更が加えられたシステムファイルやレジストリの設定、インストールされたプログラムなどを以前の状態に戻すだけであり、たとえば誤って削除してしまった個人ファイルなどは復元できなかった。また、復元ポイントの作成はトリガー方式で、基本的にドライバのインストール時やWindows Update適用時に作られた。

 一方ポイントインタイム リストアは、ボリュームシャドウコピーサービス(VSS)を使用し、過去72時間以内に取得したユーザーデータを含むシステム状態全体をバックグラウンドでバックアップ。取得した復元ポイントは、ローカルのシステム予約ストレージに保存される。

 この機能はHomeを含むすべてのエディションでオン/オフ、およびディスクの最大使用量制限(最小2GB、最大50GB、標準は2%)が設定できるほか、エンタープライズ管理下では、取得の頻度(4/6/12/16/24時間)や保持率(4/6/12/16/24/72時間)なども設定可能。なお、Homeおよびドメイン非参加のProの場合、デフォルトで有効となり、管理下にあるデバイスではデフォルトで無効になる。

そのほかの改善

 6月のプレビュー更新プログラムのそのほかの改善点としては以下が挙げられる。

  • Windows Updateを最大35日まで一時停止できるようになった
  • タスクバーのウィジェット呼び出しはホバー時に開かなくなり、ダッシュボードアイコンのアラート数は離れる際に自動でクリアされるなど、体験を改善
  • カラーオーバーレイ、拡大鏡のズーム率直接入力などアクセシビリティ改善
  • エクスプローラー起動の速度と性能を向上。二重円(\)表記や引用符などをサポート
  • オーディオミキサーとBluetoothヘッドセットのHFP(ハンズフリープロファイル)のミュート状態が同期
  • 休止復帰後にBluetoothオーディオデバイスの再接続されるまでにかかる時間を短縮
  • タスクバーのアイコン左揃え時のスタートメニューを開く信頼性が向上
  • ネットワークスタックの信頼性が向上し、Wi-Fiのブルースクリーンエラーを削減し、IPv6 VPNサポートを含む携帯ネットワークの接続性が向上
  • 新しいプリンタのセットアップは既定でIPPが使用され、セットアップが簡素化して信頼性が向上
  • タッチパッドで右クリックゾーンのサイズをカスタマイズ可能に
  • explorer.exeの信頼性が向上
  • メモリ管理ポリシーが改善され、32GBを超えるメモリを搭載したPCでより大きなローカルAIモデルが実行可能に