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XPS 13が日本でMacBook Neoキラー価格にならなかったワケ
2026年6月17日 11:06
今後は薄型/軽量PCにも注力
XPS 13の製品発表会ではまず、デル・テクノロジーズ グローバルコンシューマー & eコマース部門シニアバイスプレジデントのクリス・カウガー氏、アジアパシフィックジャパンコンシューマーセールス部門バイスプレジデントのラジ・クマール・リシ氏が登壇し、直近のビジネス状況や市場動向について説明した。
コンシューマー事業はグローバル全体でも成長を続けており、特に日本国内においては、前年比で36%の市場成長率を達成し、国内シェアも1.3%拡大するなど好調だった。計32機種の新製品投入に加え、量販店など販路の拡充を図ったことが要因となったとしている。
その上で今後の戦略として、AI PCの拡大と薄型/軽量プロダクトの投入の2つを挙げた。AI PCは、個人/法人を含む出荷台数で同社が国内1位を獲得しており、継続して取り組んでいく。一方の薄型/軽量プロダクトは、特に日本でのニーズが強く、本社にも長年働きかけてきた領域であり、今回のXPS 13を皮切りに、積極的な製品開発を進めていくとした。
日米でのXPS 13の価格差は「戦略の違い」が理由
続いて、デル・テクノロジーズ ジャパンコンシューマー & リテールアソートメントプランナー兼コンサルタントの松原大氏が、新製品となる「XPS 13」を紹介。その中で、米国地域との価格ギャップについても説明を行なった。
XPS 13は、米国地域では一般向けモデルで699ドルから、学生向けで599ドルからと、安価なモデルが用意されている。一方、今回発表された国内モデルは、15万4,800円(米ドル換算で約965ドル)からとなった。
これについて松原氏は、日本市場では8GBメモリ搭載PCが10%程度にとどまっており、さらに同社としてAI PCに注力していくことも考慮し、今回は16GBメモリ搭載モデルをグローバルに近い価格設定とする一方、8GBメモリ搭載モデルが若干割高となっていると説明した。
加えて、米国が現在Back to School(新学期の準備)シーズンであるため、XPS 13のプロモーション価格を実質的な標準価格に設定したといった背景があるという。これに対し、日本では需要のピークが11月以降になることから、今回の国内でのプロモーション戦略としては、米国のものを無理に追従しないとしたことも、理由の1つとして挙げた。
なお、国内向けの施策としては、新製品のXPS 13にも適用可能となった新たな学割プログラムや、全XPSシリーズの購入者全員に1万ポイントのDell Rewardを追加で付与するキャンペーン(7月31日まで)を展開中。また、7月9日から12日にかけて、XPS 13を実際に体験できる「XPSポップアップイベント」もZeroBase表参道にて開催予定となっている。
また発表会では、XPS 13でも採用されている最新プロセッサのCoreシリーズ3について、インテル IA技術本部部長の太田仁彦氏が紹介。コストパフォーマンス重視のユーザーに向けた製品で、最新技術のIntel 18Aを採用し、電力効率や性能の改善を図っている点などについて解説した。
そのほか、今回新たにブランドアンバサダーに就任した福士蒼汰氏によるトークセッションも行なわれ、XPS 13の薄さや軽さ、シンプルで洗練されたデザインなどに触れ、仕事にもプライベートにも魅力的な製品だと語った。
AIエージェントの活用にはHybrid AIが不可欠
続けて開催された法人向け新製品発表会では、デル・テクノロジーズ上席執行役員クライアント・ソリューションズ営業統括本部長の猪瀬小里江氏が、ビジネスアップデートについて説明した。
日本国内の法人向けPC市場(ChromeOS除く)は、前年比-15.6%と縮小傾向にある中で、同社はブランド別シェアを18%まで拡大し、1位を獲得したと好調をアピールした。
また、昨今注目の高まるAI活用については、エージェントとしての活用が現実的となる中で、トークンの消費量が膨大になるとともに、データ主権やセキュリティなどの点から、性能だけでなくAIを動かす場所についても考えなければならない状況にある。そういった中で、AI PC、ワークステーション、ローカルサーバー、クラウドをつないで最適な場所でAIを活用するHybrid AIが目指すべき環境のかたちになると説明した。
続いて、レベニューオペレーション統括本部クライアント・ソリューションズプロダクトマーケティング部フィールドプロダクトマネージャーの若杉歌乃氏が、新製品について紹介した。
今回発表の薄型軽量エントリー向けワークステーション「Dell Pro Precision 5 14S」および「Dell Pro Precision 5 16S」に加え、Dell Pro 3/5/7シリーズで採用された量子ハッキング耐性エンベデッドコントローラや、Halcyonなどパートナーエコシステムを活用したDell Trusted Workspaceの多層防御アーキテクチャなどについても解説。同社の法人向けPC製品の幅広いラインナップと安全性や信頼性をアピールした。
そのほか、Halcyon カントリーマネージャーの露木正樹氏による近年のランサムウェアの動向に関するセッションや、日本マイクロソフト Windows & デバイス事業本部パートナーディベロップメントマネージャーの朝比奈洋輔氏によるAI活用に関するセッションも行なわれた。

















































































