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Windows 11の大改革。メモリ削減やMicrosoftアカウント不要化へ
2026年3月23日 10:52
米Microsoftは3月20日(現地時間)、Windows 11の3月以降のWindows Insider向け機能改善点について発表。タスクバーの位置を変更可能にする、Copilotの不要な導線の削除といった機能面での改善に加え、性能や信頼性、ユーザー体験に関わるポイントの改善についても触れた。
性能の改善
今年(2026年)1年を通して、システム性能、アプリの応答性、ファイルエクスプローラー、そしてWindows Subsystem for Linux(WSL)の改善を行なう。
システム性能の向上においては、Windowsによるリソースの使用量を削減し、実行中のタスクにより多くの性能が割り当てられるようになる。具体的には、ファイルエクスプローラーといった基本的なアプリの起動時間の短縮、基本メモリ使用量の削減、高負荷状態が続いても安定した性能と応答性の維持などを挙げている。
また、スタートメニューなど、Windowsの中核となる機能を、WinUI3フレームワークに移行することで操作の遅延を低減。Windowsエクスペリエンスが依存する共有UIインフラストラクチャの改善により、プラットフォームレベルでのインタラクションの遅延とオーバーヘッドの削減を行なう。
ファイルエクスプローラーでは、検索、ナビゲーション、コンテキストメニューの遅延を削減し、信頼性を向上。大容量ファイルのコピーと移動が高速かつ確実に行なえるようになるほか、一般的なファイルタスクの起動と応答性も向上する。
WSLでは、ファイルパフォーマンスの向上、ネットワークの互換性とスループットの向上、初回セットアップとオンボーディング体験の効率化、強力なポリシー管理やセキュリティ管理などの導入を行なう。
信頼性の向上
OSの信頼性においては、Windows Insiderプログラム、ドライバとアプリ、アップデート、Windows Helloといった基本的な信頼性の向上に注力する。
Windows Insiderでは、各チャンネルで期待できる内容をより明確にし、ビルドの品質基準を引き上げるとともに、一般公開前にビルドの品質を向上させるためのフィードバックシグナルを強化。試用する新機能をより細かく制御したり、Insiderのチャネルをより簡単に切り替えられるようになる。また、リリース前により厳格な検証とフィードバックシグナルを経て、各チャネルに高品質なビルドを投入。フィードバックループの強化により、問題の特定や優先順位付け、対処を迅速化していく。
ドライバとアプリにおいては、エコシステム全体で品質と安定性を向上させることで、PCが毎日スムーズかつ確実に動作するようにする。また、Bluetoothアクセサリとの接続性の改善、USB関連のクラッシュや接続切断の解消、プリンタの検出と接続性の改善を行なう。さらに、カメラとオーディオ接続の信頼性の強化、ドッキングを使ったシーンを含むデバイスの起動の安定化を図る。
Windows Update関連では、デバイスの再起動が月1回に短縮されるほか、必要なだけアップデートを一時停止させたり、強制的なインストールや再起動またはシャットダウンをしなくて済むようになる。また、アップデート中の進行状況がより明確になり、問題が発生した場合の組み込みのリカバリ機能も搭載する。
Windows Hello周りでは、顔認証の信頼性の向上、指紋認証の再試行回数の低減、「ROG Xbox Ally X」のようなポータブルゲーミングPC向けのゲームパッドによるPIN作成時のサポートが組み込まれる。
さらなる洗練
ユーザー体験を向上させるための取り組みとしては、パーソナライズ要素を増やして、不要な情報や邪魔な要素を減らすことができるようになるという。
スタートメニューとタスクバーによるアプリやファイルへのアクセスが、一貫性のある信頼性の高いものになるほか、タスクバーのカスタマイズオプションが拡張され、位置変更だけでなく小型化なども可能。スタートメニューの「おすすめ」セクションには、ユーザーがもっとも関心のあるアプリやコンテンツが表示されるようになる。カスタマイズしたりオフにしたりするための明確なコントロールも用意する。
新しいWindows PCでのデバイス設定も効率化し、ページ数や再起動回数が削減された。ウィジェットはデフォルトでより意図的に情報を表示し、コンテンツが一目で分かるようになった。また、設定が簡素化され、ウィジェットやフィードコンテンツを好みに合わせてカスタマイズしたり、有効化/無効化できる。通知も減らしたという。
検索機能においては、アプリ、ファイル、設定が明確に表示されるようになり、目的の結果を素早く得られるようになる。さらに、デバイス上のコンテンツとWeb上のコンテンツが明確に区別されるようになった。検索も、タスクバー、スタート、ファイルエクスプローラー、設定の全体で一貫性のある体験を提供するという。
初回セットアップにおけるMicrosoftアカウントの強制も削除か
なお、このページに記載はないが、Microsoftのバイスプレジデント兼テクニカルスタッフであるScott Hanselman氏のXの投稿によれば、Windows 11の使用にMicrosoftオンラインアカウントを必須とする要件も削除されそうだ。従来通り、普通にローカルアカウントでPCが使えるようになる日も近いだろう。
Ya I hate that. Working on it
— Scott Hanselman 🌮 (@shanselman)March 20, 2026





















