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あの卓上AIスパコンも置かれている!デル、製品やソリューションを体験できるビジネス向け施設

Tech Rally Residency Tokyoの開設セレモニー。左から猪瀬小里江氏、ジャシンタ クワァー氏、日下幸徳氏

 デル・テクノロジーズは、ビジネス向けクライアントソリューションの展示やデモを行なう施設「Tech Rally Residency Tokyo」を開設した。東京都千代田区大手町にある本社内に設けられ、APJC(アジア太平洋、日本および中国)地域では初の設置となる。

 Tech Rally Residency Tokyoは、同社の最新製品やソリューションを顧客やパートナー企業向けに展示/デモするスペース。同社の製品マーケティングプログラムの一環で、英ロンドン、伊ミラノなどに続き、今回東京にも新たに開設された。見学や利用は営業を介した予約が必要となるため、基本的に法人向けとなる。

 スペース内には、同社のビジネス向けPCに加え、モニターやマウス、キーボードなどの周辺機器、バッグなどのアクセサリが並んでおり、顧客は担当者と交流しながら、実際に製品を触ることができる。また、IT管理者向けツールのDell Tech Direct Consoleといったビジネス向けのサービスやソリューションについても体験できる。

 東京本社にはエグゼクティブ向けのExecutive Briefing and Solution Centerや、AIソリューションを展示するSolution Center AI Innovation Labが設置されているが、Tech Rally Residency Tokyoはこれらと併設されるかたちで、互いに補完し合いながら顧客の目的達成を支援していく。

 以下、Tech Rally Residency Tokyoの様子を写真で紹介する。

Tech Rally Residency Tokyo
今回開設されたTech Rally Residency Tokyo
中央にはデスクトップのセットアップ展示
ノートPC製品がずらりと並ぶエリア
PCだけでなく周辺機器やアクセサリなどが所狭しと並ぶ
ウルトラワイドモニターなども展示されていた
再生素材や、モジュラー式USB Type-Cポートの解説も
IT管理者向けツールであるDell Tech Direct Consoleのデモ
Dell Pro AI Studioを活用したAIソリューションのデモも行なわれた。こちらはNPUを活用できるローカルAIチャットボット
こちらはリアルタイム文字起こしおよび翻訳が行なえるツール
ワークステーション製品の展示エリアも併設
小型AIスパコン「Dell Pro Max with GB10」の展示
新旧ワークステーションの比較(左がBlackwell世代、右がAmpere世代)
各種タワー製品
堅牢仕様の「Dell Pro Rugged 10 Tablet」

日本はティア1地域。顧客に製品を直接体験できる機会を提供

ジャシンタ クワァー氏

 開設にあわせて実施された説明会では、デル・テクノロジーズ クライアント ソリューションズ グループ セールス アジアパシフィック・日本・中国担当バイスプレジデントのジャシンタ クワァー氏が登壇した。

 同社では、データセンターからクライアントまでをカバーするエンドツーエンドの幅広いソリューションや業界をリードするサプライチェーンなどを柱として事業を展開。特にサプライチェーンについては、20以上の製造拠点、300以上のダイレクトサプライヤー工場、500以上の下位サプライヤー工場によるネットワークにより、安定した製品供給を実現しているとした。

 また、グローバルでデモショーケースを拡大している理由については、顧客がソリューションを選択するにあたって、実際に手に取って体験できる機会を提供することが重要だと考えているからだと説明。日本は社内でもティア1の地域であり、今回APJCで初となるTech Rally Residency Tokyoを設置することになったと語った。

 Tech Rally Residency Tokyoにおいては、少人数のセッションを通じて、顧客がデルの担当者と直接対話しながら、最新製品やソリューションを比較/体験する場所を提供する。さらに、エグゼクティブとのブリーフィングにそのままデモショーケースを組み込むといったことも可能となっており、製品やソリューションの理解を深めた上で、どれを選ぶか検討できる点もアピールした。