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NVIDIA、GRIDゲーム・ストリーミング・サービスを国内展開

~SHIELDタブレットでハイエンドPCゲームがプレイ可能

 米NVIDIAは12日、これまで欧米を中心に提供していた「GRIDゲーム・ストリーミング・サービス」を国内でも展開することを発表した。

 同サービスは、NVIDIAのデータセンターでゲームを実行し、ユーザーの端末ではデータセンターでレンダリングされたゲーム画像のストリーミング表示とコントローラの入出力のみを行なうことで、モバイル端末でもハイエンドなゲームがプレイできるというもの。

 対応する端末は「SHIELD Hub」アプリがインストールされたSHIELD端末。現時点で「Ultra Street Fighter IV」、「Street Fighter X Tekken」、「Borderlands 2」など40種類のゲームがラインナップ。6月30日まではサービス期間として、全てのゲームを無料でプレイできる。

 これらのタイトルはPCゲームだが、ゲームコントローラによる操作に対応しているため、純正のコントローラで全て操作できる。

 これまでも国内のユーザーは、欧米のサーバーに接続して、このサービスを利用できたが、国内にデータセンターができたことで、高精細かつ低遅延なゲームプレイが可能となる。回線は15Mbps以上の下り速度があれば、60fpsの表示が可能。各種設定や進行状況はサーバー側に保存される。

 同社では、国内サービス開始を記念して、記念キャンペーンを実施。NTT-Xストアにて、SHIELDタブレットとWi-Fiルーターのセットを会員価格から1万円引きで提供する。期間は3月31日までで、「Nighthawk X4 R7500」とのセットが48,960円、「同R7000」とのセットが44,960円(いずれも送料無料)となる。

 同社によると、7月以降の料金や、今後のタイトル拡充などについては現時点では不明。国内のゲームタイトルについては、GDCにてカプコンおよびコナミがGRIDゲームでの協業に賛同を表明。他のメーカーについても、まだ具体的な公言はできないが、常に協業に向けた働きかけ、問い合わせがあるとしている。

(若杉 紀彦)