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TOTOや味の素、実は半導体関連企業。AI特需の勝者として注目集める

 海外投資家の中で、日本の隠れた半導体材料製造メーカーに注目が集まっている。

 英国のアクティビストによれば、日本のトイレメーカーであるTOTOは、半導体サプライチェーンにおいて重要な位置を占めているにもかかわらず、「過小評価されているAI関連銘柄」であるという。

 TOTOはグループ会社でNANDメモリチップなどの製造に使用される静電チャックなどを製造。これは半導体製造の際に材料のシリコンウエハを固定するために使用される土台となり、トイレ製造で培ったセラミックス技術を生かした安定性が持ち味となる。Financial Timesによれば、Palliser CapitalがTOTOへ送った書面で、TOTOがこの事業の重要性を株主や市場に十分に説明しておらず、投資も不足していると主張したという。

 調味料メーカーとして知られる味の素のグループ企業、味の素ファインテクノでは、「味の素ビルドアップフィルム(ABF)」を製造している。ハイエンドGPUなどで世界シェアの大部分を占めており、公式サイトによれば「主要なパソコンのほぼ100%」のシェアを確保しているという。ABFに代わる材料の開発についてたびたび報じられているが、いずれも味の素の牙城を崩すには至っていないのが現状だ。

 AI開発競争の激化や半導体価格高騰の中、これら日本の半導体関連企業への投資が加速するかもしれない。