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NVIDIA、11月後半よりSHIELD向けにAndroid 5.0配信

~バンドルゲームやGRIDサービスが追加実装

「SHIELD」タブレット

 米NVIDIAは13日(現地時間)、「SHIELD」タブレット向けにAndroid 5.0の更新を11月後半より開始すると発表した。

 この更新により、メモリの空き容量を増やすとともにアクセス性能を向上。コンソールモードの4K出力や、USB Y字ケーブルの利用にも新たに対応した。

 OSの更新に併せて、いくつかの独自ソフトも更新。スタイラスを使ったペイントソフト「Dabbler」は2.0になり、Android 5.0のマテリアルデザインと親和性の高いデザインに変更するとともに、レイヤー機能とTwitchでのライブ配信機能を追加。

 また、SHIELD向けゲーム・情報のポータルアプリである「SHIELD Hub」もデザインを改めるほか、ストリーミングゲームサービスである「GRID」サービスに対応させる。GRIDサービスを利用すると、ゲームはサーバー側で実行・レンダリングされ、タブレット端末でもPC向けハイエンドゲームをプレイできるようになる。これまでGRIDサービスは、カリフォルニアのみでベータ提供されていたが、今回を機に11月より全米展開し、西欧では12月、アジアでは2015年より開始、2015年6月30日までは無償で利用可能となる(前世代のSHIELD Portableも対応)。なお、現時点でアジアでSHIELDタブレットが発売されているのは日本と韓国のみだが、日本でGRIDサービスが利用可能になるかは未定。

 加えて、日本では発売されていないLTEモデルのみが対象となるが、新たにバンドルゲームとして、Valveの「Half-Life 2: Episode One」、「Half-Life 2」、「Portal」が無償で追加搭載される。Half-Life: Episode Oneは、タブレット向けに提供されるのはこれが初。また、SHIELDに最適化されたタイトルとして、「OddWorld: Stranger's Wrath」、「Pure Pool」、「Strike Suit Zero」がPlayストアにて配信される。

レイヤーやTwitch配信に対応したDabbler 2
SHIELD Hubもデザインを変更し、GRIDサービスに対応
タブレットでHalf-Life 2: Episode Oneが動く
「OddWorld: Stranger's Wrath」
「Pure Pool」
「Strike Suit Zero」

(若杉 紀彦)