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マイクロソフト、XP移行のための無料データ引っ越しツールを提供開始

「ファイナルパソコンデータ引越し eXPress」
3月24日 公開

 日本マイクロソフト株式会社は24日、3月3日(米国時間)に発表した無料利用が可能なWindows XPからの移行ツール「ファイナルパソコンデータ引越しeXPress」のダウンロード提供を開始した。

 Windows XPからの移行を促すため、米Laplink Software/AOSテクノロジーズ株式会社と提携して無料で提供されるデータ移行ツール。無料で利用可能だが、移行元のOSはWindows XP、移行先のOSがWindows 8またはWindows 8.1に限定される。また利用可能な期間も7月31日までに制限される。

 移行元と移行先のPCは、ネットワーク(LAN)や、LANクロスケーブルまたは専用のUSBリンクケーブルを使って接続。LANクロスケーブルや専用USBリンクケーブルは別途用意が必要で、AOSテクノロジーズの直販サイトではそれぞれ1,260円、2,780円で販売されている。

 データを移行する手順は、ダウンロードしたファイルを移行元、移行先のPC双方にインストール。まず移行先(Windows 8/8.1)側を起動して接続待ちにした状態で、移行元(Windows XP)側を起動し、移行するデータなどを選択することで処理が実行される。操作は全てウィザード形式で案内される。

 なお、移行できるデータはInternet Explorer のお気に入りやホームページ設定、メールやアドレス帳、メールアカウント、Officeファイル、動画/音楽/画像/マイドキュメントのデータ、筆まめ/筆王/筆ぐるめなどのはがき作成ソフトの住所録、壁紙やデスクトップなどのWindows環境の一部となり、アプリケーションは移行できない。

(多和田 新也)