日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は、液晶一体型PCの夏モデルを発表した。

　Omni 100のみは量販店専用機種となるほか、量販店と直販サイトで販売モデルが異なるなど、複雑な販路となっている。

TouchSmart 610 PC

　新機種の「TouchSmart 610 PC」は、新しい液晶支持機構「ピタゴラスイング」によって、水平に対して最大30度の角度まで液晶が寝るようになった。従来のTouchSmartシリーズとはかなり異なった操作感覚が得られる。

　液晶パネルには水平視野角178度の23型IPSパネルを搭載し、複数人がのぞき込むような操作も可能としている。液晶解像度は1,920×1,020ドット。

　CPUはSandyBridgeで、ローエンドモデルではCore i3-2100(3.1GHz)が搭載される。3波対応TVチューナやBlu-ray Discドライブなどの搭載モデルも用意される。

　出荷は6月下旬から7月上旬の見込み。直販モデルの価格は11万円前後から、量販店モデルの価格は18万円前後から。

TouchSmart 310 PC

　AMDベースの20型タッチPC「TouchSmart 310 PC」は、Athlon II X4 615e/620eを搭載する。出荷は6月下旬から7月上旬の見込み。直販モデルの価格は6万5千円前後から、量販店モデルの価格は11万円前後から。

Omni 200

　「Omni 200」は、Intelベースの21.5型液晶一体型PC。タッチパネル液晶ではないが、非光沢のノングレア液晶を搭載することが特徴。

　量販店モデルと、直販モデルが用意される。直販モデルは、東京生産のため、カスタマイズに対応する。Core i7や、3波対応TVチューナも搭載できる。

　発売日は6月1日。量販店モデルは6万円前後から、直販モデルは5万円前後から。

Omni 100

　液晶一体型PCのローエンドに位置するモデルで、量販店専用モデルとなる。発売は6月17日で、店頭予想価格は7万円前後から。

　Celeron E3400(2.6GHz)ベースのローエンド製品だが、20型1,600×900ドットのノングレア液晶、DVDスーパーマルチドライブなど、必要充分な機能を備える。また、IEEE 802.11b/g/n無線LANを標準装備する。