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Lenovo、Lunar LakeやRyzen AI 300搭載ノート、12万円の2in1などYoga/IdeaPad新製品

 Lenovoは、9月6日から10日(独時間)に開催されるIFA 2024に先立って報道者向けのイベントを行ない、AI PCの新製品としてYogaおよびIdeaPadシリーズの新モデルを発表した。多くの製品は日本での発売も決定している。

Yoga Slim 7i Aura Editon

Yoga Slim 7i Aura Editon

 Yoga Slim 7i Aura Editonは、CPUにLunar LakeことCore Ultraシリーズ2を搭載した15.3型ノートPC。9月下旬から10月初旬に発売を予定しており、実売予想価格は24万9,810円前後の見込み。

 Intelとの複数年にわたる設計コラボの成果として生まれたAura Editionモデルで、ユーザーエクスペリエンスを向上させる独自機能「Smart Modes」、「Smart Share」、「Smart Care」を備える。

 Smart Modesは、利用シーンに適したモードにワンタッチで切り替えできる機能。モードとして、気が散るWebサイトをブロックして作業に集中できるアテンションモードや、アイケアや姿勢警告機能を備えたウェルネスモード、明るさ調節や背景ぼかしなどWeb通話に便利なコラボレーションモード、長時間駆動が可能なエコモード、プライバシーアラート/ガードや自動VPN接続などのセキュリティ機能を備えたシールドモードの5つを用意する。

Smart Modes

 Smart Shareは、ノートPCとスマートフォンの間で画像をシームレスに共有できる機能。スマートフォンでノートPCの画面端をタップすると、両デバイスでSmart Shareアプリが起動し、画像をドラッグ&ドロップでやり取りできる。本機能はiOSおよびAndroidに対応する。

Smart Share

 Smart Careは、Lenovoのオンラインサポートツールやチャットボットに簡単にアクセスできる機能。PCやスマートフォンから24時間365日リアルタイムでサポートを受けられるという。

Smart Care

 ディスプレイは、アスペクト比が16:10の2.8K(2,880×1,800ドット)PureSight Pro OLEDパネルを採用。リフレッシュレートは120Hzで色域はsRGB 100%、DCI-P3 100%をカバーし、輝度は500cd/平方m。タッチパネルも選択できる。

 主な仕様は、Core Ultra 7 258V、32GBメモリ、1TB M.2 NVMe SSD(PCIe 4.0対応)、Windows 11など。最大47TOPSのNPUを搭載し、AI処理を高速に行なえるという。

 インターフェイスは、Thunderbolt 4×2、USB 3.0、HDMI 2.1、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、フルHD Webカメラ、音声入出力などを備えるほか、Dolby Atmos対応の2W×2ステレオスピーカーも内蔵する。

 カラーはLuna Greyを用意し、本体サイズは343.8×235.4×13.9mm、重量は1.53kg。

Yoga Pro 7

Yoga Pro 7

 Yoga Pro 7は、AI処理の応答性と電力効率を高めるために設計され、CPUに50TOPS NPUを内蔵するRyzen AI 9 365を搭載した14.5型ノートPC。9月下旬から10月初旬に発売を予定しており、実売予想価格は25万9,820円前後の見込み。

 ソフトウェアのプレビューやレンダリング、エクスポートをAIを活用して高速化し生産性を向上させる「X Power Software Accelerate」や、高負荷時でも冷却性能により高パフォーマンスを維持する「X Power Hardware Boost」などの機能を備える。

 ディスプレイは、アスペクト比が16:10の2.8K(2,880×1,800ドット)PureSight Pro OLEDパネルを採用。色域はAdobe RGB 100%、DCI-P3 100%、sRGB 100%をカバーし、ΔE<1の高い色精度も実現する。リフレッシュレートは120Hzで輝度は600cd/平方m。

 主な仕様は、32GBメモリ、1TB M.2 NVMe SSD(PCIe 4.0対応)、Windows 11など。インターフェイスは、USB4、USB 3.1 Type-C、USB 3.1、HDMI 2.1、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、フルHD Webカメラ、音声入出力などを備えるほか、Dolby Atmos対応の2W×2ステレオスピーカーも内蔵する。

 カラーはLuna Greyを用意し、本体サイズは325.5×226.49×16.6mm、重量は1.54kg。

IdeaPad 5X 2-in-1

IdeaPad 5X 2-in-1

 IdeaPad 5X 2-in-1は、CPUにSnapdragon X Plus X1P-42-100を搭載したCopilot+ PC準拠の14型2in1。6日より販売し、実売予想価格は11万9,790円前後の見込み。

 ディスプレイはDCI-P3 100%の色域をカバーし、輝度は400cd/平方mのWUXGA(1,920×1,200ドット)OLEDタッチパネルを採用する。

 主な仕様は、16GBメモリ、512GB M.2 NVMe SSD、Windows 11など。インターフェイスは、USB 3.1 Type-C×2、USB 3.0 Type-A×2、HDMI 2.1、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3、microSDカードスロット、フルHD Webカメラ、音声入出力などを備えるほか、2W×2ステレオスピーカーも内蔵する。

 カラーはLuna Greyを用意し、本体サイズは313×227×17.5mm、重量は1.5kg。

IdeaPad Slim 5x Gen 9

IdeaPad Slim 5x Gen 9

 IdeaPad Slim 5xは、CPUにSnapdragon X Plus X1P-42-100を搭載したCopilot+ PC準拠の14型ノートPC。9月下旬から10月初旬に発売を予定しており、実売予想価格は14万9,800円前後の見込み。

 ディスプレイはアスペクト比が16:10のWUXGA(1,920×1,200ドット)表示対応のIPSパネルを採用し、色域はsRGB 100%をカバーし、TÜV Low Blue Light認証やEyesafe認証をサポートする。

 主な仕様は、Snapdragon X Plus X1P-42-100、32GBメモリ、512GB M.2 NVMe SSD(PCIe 4.0対応)、Windows 11など。

 インターフェイスは、USB 3.1 Type-C×2、USB 3.0×2、HDMI 2.1、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3、microSDカードスロット、フルHD Webカメラ、音声入出力などを備えるほか、2W×2ステレオスピーカーも内蔵する。

 カラーはCloud Greyを用意し、本体サイズは312×221×16.9mm、重量は1.48kg。MIL-STD-810H準拠の堅牢性も備える。

IdeaPad Slim 5

IdeaPad Slim 5(13型モデル)

 IdeaPad Slim 5は、CPUにRyzen 7000シリーズを搭載したノートPC。15.3型と13型の2モデルを用意する。ディスプレイは、アスペクト比が16:10のWUXGA(1,920×1,200ドット)表示対応の液晶を採用する。色域はsRGB 100%をカバーし、TÜV Low Blue Light認証もサポートする。いずれも日本での発売日および価格は未定。

 IdeaPad Slim 5の場合、Ryzen 7000シリーズ、メモリは15.3型が最大32GB、13.3型が最大16GB、ストレージは最大1TB SSD、Windows 11など。

 インターフェイスは、USB 3.1 Type-C×2、USB 3.0×2、HDMI 2.1、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3、microSDカードスロット、フルHD Webカメラ、音声入出力などを備える。

 カラーは15.3型がCloud GreyとSeafoam Green、13.3型がCloud GreyとFrost Blueを展開する。本体サイズ/重量は15.3型が339.33×236×15.6mm/1.49kg、13.3型が295.58×206.95×14.3mm/1.15kg。