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第14世代Core登場。Core i9-14900Kは“スペシャル”でなくても6GHz
2023年10月16日 22:00
米Intelは16日(現地時間)、デスクトップ向けのCPU「Intel Core 14th Gen S-series Processors」(第14世代Core)を発表した。ラインナップは、「Core i9-14900K」、「Core i7-14700K」、「Core i5-14600K」、およびそれらからGPUを省いた「F」の計6モデル。出荷は17日。
米国での一般小売価格は、Core i9-14900Kが589ドル、Core i9-14900KFが564ドル、Core i7-14700Kが409ドル、Core i7-14700KFが384ドル、Core i5-14600Kが319ドル、Core i5-14600FKが294ドル。
既存の第13世代CoreであるRaptor Lakeのアーキテクチャやソケット(LGA1700、Intel 600/700シリーズチップセット対応)はそのままに、Core i9ではクロック向上、Core i7ではEコアを増やした。なお、Core i9-14900KはThermal Velocity Boostクロックで6GHzに達し、従来の“スペシャルエディション”に当たるCore i9-13900KSと同じになった。
型番 | Core i9-14900K | Core i9-13900KS |
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Thermal Velocity Boost周波数 | 6GHz | |
Turbo Boost Max Technology 3.0周波数 | 5.8GHz | |
Pコア最大Turbo周波数 | 5.6GHz | 5.4GHz |
Eコア最大Turbo周波数 | 4.4GHz | 4.3GHz |
Pコア数 | 8 | |
Eコア数 | 16 | |
スレッド数 | 32 | |
L3キャッシュ容量 | 36MB | |
合計L2キャッシュ容量 | 32MB | |
プロセッサベースパワー | 125W | 150W |
最大ターボパワー | 253W |
また、ドライバであるIntel Dynamic Tuning Technologyフレームワーク内に、新たにアプリケーション最適化機能(Application Optimization)を搭載し、主にゲームを中心にアプリケーションのリソース要求に応じて最適化を行なうようになった。実際に「Tom Clancy's Rainbow Six: Siege」では13%、「Metro Exodus」では16%性能が向上するという。
プラットフォーム全体としては、Wi-Fi 7/Bluetooth 5.4のオプションサポートへの対応が謳われたほか、もうすぐThunderbolt 5への対応も行なうとしている。
動作クロック関連では、全SKUでPコア/Eコアのクロックを向上させたほか、8,000MT/s以上のXMP速度をサポート。また、コアごとのサーマルスロットリング設定も可能になり、Intel XTU SDKを提供開始し、サードパーティのオーバークロックツールのサポートも行なうとしている。
オーバークロックユーティリティ「Intel Extreme Tuning Utility」(Intel XTU)では、数百のプロセッサでトレーニングを行なったというAIオーバークロック機能を搭載した。出荷時ではCore i9-14900K/KFプロセッサで利用できるとしている。
同社の測定によれば、競合のRyzen 9 7950X3Dと比較してゲーム性能は最大で33%、コンテンツ制作性能は最大17%程度高いという。また、Core i7はEコアが8基から12基へと増加したため、特にコンテンツ制作における性能が向上するとしている。
第14世代Coreプロセッサーのスペック、特長、ターゲットユーザーといった気になる点を、KTUこと加藤勝明氏がまるっと解説します。MCは改造バカ・高橋敏也氏。ライバルAMD Ryzenとの力関係がどのように変わるのか?自作PCへの影響は? KTU、改造バカと共に確認しましょう!