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旧「GeForce RTX 4080 12GB」が「GeForce RTX 4070 Ti」として正式発表
2023年1月4日 08:25
米NVIDIAは4日(現地時間)、ハイエンドGPU「GeForce RTX 4070 Ti」を発表した。5日にも販売が開始される予定で、ASUS、Palit、PNY、ZOTACなどが搭載カードを発表した。
GeForce RTX 4070 Tiは、10月発表当初「GeForce RTX 4080 12GB」という名前であったが、その上位の「GeForce RTX 4080 16GB」とスペックの格差が大きく、GeForce RTX 4080 12GBとしては“名前が紛らわしいため”発売中止となったGPU。このたび4070 Tiという名前で登場することとなった。
GPU | RTX 4070 Ti | RTX 4080 | 差異 |
---|---|---|---|
CUDAコア数 | 7,680基 | 9,728基 | -21% |
RTコア数 | 60基 | 76基 | -21% |
Tensorコア数 | 240基 | 304基 | -21% |
ブーストクロック | 2.61GHz | 2.51GHz | +4% |
ベースクロック | 2.31GHz | 2.21GHz | +4.5% |
メモリ容量 | 12GB | 16GB | -25% |
バス幅 | 192bit | 256bit | -25% |
ROP | 80基 | 112基 | -28.50% |
バンド幅 | 504GB/s | 716.8GB/s | -30% |
消費電力(TGP) | 285W | 320W | -10% |
上記の表を見れば分かる通り、4070 TiはGPU的には21%ほど規模が小さく、メモリ容量は25%、バンド幅は30%近くシュリンクしている。
一方、旧世代と比較すると、DLSS 3といった新技術に対応し、フレーム補間を行なうことで従来のGeForce RTX 3090 Tiをも上回る性能を達成できるほか、デュアルAV1ビデオエンコーダといったAda Lovelaceアーキテクチャの新機能も利用できる。
同社は、主にGeForce GTX 1080 TiおよびGeForce RTX 2080ユーザーの乗り換えを想定している。