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GeForce RTX 40が実現する次世代グラフィックスはどんなもの?動画と仕様まとめ
2022年9月21日 11:28
NVIDIAは20日(現地時間)に、GTCの基調講演において次世代GPU“Ada Lovelace”こと「GeForce RTX 40」シリーズを発表した。既報では製品の詳細や、GTC基調講演における様子をお届けしたが、この記事ではGeForce RTX 40シリーズによって実現した次世代グラフィックスや高いゲーム性能について、同社が公開した一目で分かるビデオや画像(キャプチャ)をまとめて取り上げる。
GeForce RTX 4090の概要
世界最先端のGPUアーキテクチャを採用したAda Lovelaceは、カスタムTSMC 4Nプロセスを用いて製造。760億トランジスタを集積。Tensorコアは第4世代で性能は2倍になり、オプティカルマルチフレームジェネレータなどを備えたDLSS 3技術に対応。
レイトレーシングコアは第3世代となり、レイ/トライアングルのインタセクション性能は2倍となったほか、シェーダー実行リオーダリングにより効率を改善した。また、デュアルAV1エンコーダを備え、8K/60fpsのゲーム録画をサポート。出力速度も2倍となった。
各部の速度はシェーダーが83TFLOPS、RTコアが191TFLOPS、Tensorコアが1.32PFLOPS。メモリは24GBのGDDR6X。
GTC基調講演の後、製品ページが公開され、各製品の詳細スペックも明らかとなった。これによれば、GeForce RTX 4090は4080よりも68%以上もCUDAコア数が多いことが明らかとなり、大きな性能差があると思われる。
GeForce RTX 4090
- CUDAコア:16,384基
- ブーストクロック:2.52GHz
- ベースクロック:2.23GHz
- メモリ:GDDR6X 24GB
- バス幅:384bit
- グラフィックスカード電力:450W
GeForce RTX 4080 16GB
- CUDAコア:9,728基
- ブーストクロック:2.51GHz
- ベースクロック2.21GHz
- メモリ:GDDR6X 16GB
- バス幅:256bit
- グラフィックスカード電力:320W
GeForce RTX 4080 12GB
- CUDAコア:7,680基
- ブーストクロック:2.61GHz
- ベースクロック2.31GHz
- メモリ:GDDR6X 12GB
- バス幅:192bit
- グラフィックスカード電力:285W
DLSS 3対応タイトル
DLSS 3対応タイトルとしては「Cyberpunk 2077」および「Microsoft Flight Simulator」が対応。前者は3~4倍の性能、後者は2倍の性能向上を実現する。
RTX対応タイトル
RTX対応タイトルとして「A Plague Tale: Requiem」が初公開。DLSSにも対応する。
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2007年にValveがリリースした「Portal」がRTXおよびDLSS、Reflexといった最新技術に対応し、グラフィックスビジュアルが一新される。