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GeForce RTX 40が実現する次世代グラフィックスはどんなもの?動画と仕様まとめ

GeForce RTX 4090

 NVIDIAは20日(現地時間)に、GTCの基調講演において次世代GPU“Ada Lovelace”こと「GeForce RTX 40」シリーズを発表した。既報では製品の詳細や、GTC基調講演における様子をお届けしたが、この記事ではGeForce RTX 40シリーズによって実現した次世代グラフィックスや高いゲーム性能について、同社が公開した一目で分かるビデオや画像(キャプチャ)をまとめて取り上げる。

GeForce RTX 4090の概要

 世界最先端のGPUアーキテクチャを採用したAda Lovelaceは、カスタムTSMC 4Nプロセスを用いて製造。760億トランジスタを集積。Tensorコアは第4世代で性能は2倍になり、オプティカルマルチフレームジェネレータなどを備えたDLSS 3技術に対応。

 レイトレーシングコアは第3世代となり、レイ/トライアングルのインタセクション性能は2倍となったほか、シェーダー実行リオーダリングにより効率を改善した。また、デュアルAV1エンコーダを備え、8K/60fpsのゲーム録画をサポート。出力速度も2倍となった。

 各部の速度はシェーダーが83TFLOPS、RTコアが191TFLOPS、Tensorコアが1.32PFLOPS。メモリは24GBのGDDR6X。

デュアルAV1エンコーダを搭載

 GTC基調講演の後、製品ページが公開され、各製品の詳細スペックも明らかとなった。これによれば、GeForce RTX 4090は4080よりも68%以上もCUDAコア数が多いことが明らかとなり、大きな性能差があると思われる。

GeForce RTX 4090

  • CUDAコア:16,384基
  • ブーストクロック:2.52GHz
  • ベースクロック:2.23GHz
  • メモリ:GDDR6X 24GB
  • バス幅:384bit
  • グラフィックスカード電力:450W

GeForce RTX 4080 16GB

  • CUDAコア:9,728基
  • ブーストクロック:2.51GHz
  • ベースクロック2.21GHz
  • メモリ:GDDR6X 16GB
  • バス幅:256bit
  • グラフィックスカード電力:320W

GeForce RTX 4080 12GB

  • CUDAコア:7,680基
  • ブーストクロック:2.61GHz
  • ベースクロック2.31GHz
  • メモリ:GDDR6X 12GB
  • バス幅:192bit
  • グラフィックスカード電力:285W

DLSS 3対応タイトル

 DLSS 3対応タイトルとしては「Cyberpunk 2077」および「Microsoft Flight Simulator」が対応。前者は3~4倍の性能、後者は2倍の性能向上を実現する。

このほか35以上のタイトルが対応予定としている

RTX対応タイトル

 RTX対応タイトルとして「A Plague Tale: Requiem」が初公開。DLSSにも対応する。

 Omniverseを利用して開発されたゲーム「RacerX」。あらゆるものがシミュレーションによって再現されている。

RacerX

 Wen Rui'anの小説The Four Great Constablesに基づいた格闘技MMO「Justice」で、新たにPath Tracingに対応した「Fuyun Court」を実装。10月12日より全プレイヤーに対して開放される。

 2007年にValveがリリースした「Portal」がRTXおよびDLSS、Reflexといった最新技術に対応し、グラフィックスビジュアルが一新される。