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Fedora 37でレガシーBIOS環境下の新規インストールがサポート終了へ

 Fedoraの次期バージョンとなる37にて、レガシーBIOS環境における新規インストールのサポート終了が計画されている。

 新規インストールにおけるハードウェア要件を変更するもので、UEFIをサポートするx86_64プラットフォームが必須となる見込み。レガシーBIOS環境でも継続して利用は可能だが、新規インストールは行なえなくなり、将来的にはサポートを完全に終了する予定だという。レガシーBIOSからUEFIへの移行については方法がないため、再インストールでの対応が必要となる。

 近年レガシーBIOSが広く非推奨/廃止されつつあり、UEFIとレガシーBIOSの両方を永続していくのは実質的に不可能で、Fedoraにおいても将来的にレガシーBIOSの廃止は避けられないという。

 UEFIによる利点としては、ファームウェアアップデートやSecureBootなどに対応できるほか、標準規格が定義されていることからサポート負荷も軽減できるとしている。加えて、インストールメディアおよびライブメディアも簡素化できるという。そのほか、Fedora 37では、Armv7のサポートも終了となる予定。