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Valve、AMDの新型APU搭載7型ハンドヘルドゲーム機「Steam Deck」

Steam Deck

 Valveは、同社のSteamOSが動作し、さまざまなPC向けゲームをプレイできる7型ハンドヘルドゲーム機「Steam Deck」を発表した。2021年12月発売で、価格は64GB eMMCモデルが399ドル、256GB NVMe SSDモデルが529ドル、512GB NVMe SSDモデルが649ドルとなっている。

 1,280×800ドット表示およびタッチ対応の7型液晶を搭載し、左右にコントローラやタッチパッドを備え、両手でホールドしてプレイできるゲーム機。Arch Linuxをベースとした独自OS「SteamOS 3.0」を搭載し、Steam上で動作するPC向けのAAAタイトルが動作するという。

 プロセッサには、AMDのZen 2+RDNA 2ベースという未発表のAPUを搭載。CPUは4コア/8スレッド/2.4~3.5GHzで、FP32性能は最大448GFLOPS、GPUはコアを8基搭載し、1~1.6GHzで動作、FP32性能は1.6TFLOPSなどとされている。

本体背面
トリガー部アップ
プロセッサはZen 2+RDNA 2ベースとなっている

 Steamでのチャットやクラウドセーブ、リモートプレイといった機能も利用可能。

 ストレージ以外の仕様は共通で、メモリは16GBのLPDDR5(5,500MT/s)。インターフェイスはmicroSDカードリーダ、USB Type-C(DP Altモード対応、USB PD 45W給電対応)、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 5.0、音声入出力などを備える。

 本体サイズは298×117×49mm(幅×奥行き×高さ)、重量は669g。

 オプションでドックを用意し、USB 3.1、USB 2.0×2、Ethernet、DisplayPort 1.4、HDMI 2.0出力をサポートする。

 SteamOSを搭載したマシンは2013年に発表されたものの、ほとんど不発に終わっており、今度のSteam Deckでどうなるか再び注目が集まりそうだ。