イベントレポート
Valve、各社のSteamOS対応PC「Steam Machine」を一斉展示
~DellやGIGABYTEが参戦
(2014/1/9 07:32)
ゲームメーカーのValveは、同社が開発したゲームPC用OS「SteamOS」のブースを設け、OEM各社のSteamOS搭載「Steam Machine」を一斉に展示している。
と言っても、文字通り展示しているだけで、動作しておらず、特に構成についての説明もない。SteamOSは、独自OSとは言え、Linuxをベースとしているため、特殊なものでなければハードウェアは通常のWindows用のものを使い回せるため、PCメーカーは大きなリスクを冒すことなく、Steam Machineを投入できるわけだが、それでも10を超えるメーカーが参入を決めているというのは、新興OSとして幸先の良いスタートだと言っていいだろう。
なお、Dellは日本でAlienwareブランドのSteam Machineの説明会を開催しており、日本へも下半期以降に発売される見込みだ。
ハードウェア構成は不明だが、本体サイズは手のひらサイズからワークステーションサイズまでさまざまで、一口にSteam Machineといっても、CPU内蔵GPUでややカジュアルよりのゲームをターゲットにしたものから、複数GPUでハイエンドゲーム用までさままざまなものが提供されることになりそうだ。
SteamOSは、Valveが無償で公開しており、ユーザーが個人で導入することも可能。Steamで配信されている約3千タイトル中、数百がSteamOSに対応しており、コミュニティやエンターテイメント機能も搭載されている。