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3DMarkにGeForceとRadeonのレイトレ性能を比較できるテスト追加

 UL Benchmarksは2日(現地時間)、3Dベンチマークソフト「3DMark」に、レイトレーシング性能を比較するDiretcX Raytracingに関するフィーチャーテストを追加したと発表した。

 AMDは11月18日に新世代RDNA 2アーキテクチャを採用した「Radeon RX 6000」シリーズを投入し、GeForceだけが高性能リアルタイムレートレーシングを享受できる時代に一区切りをつける。このフィーチャーテストを用いれば、AMDとNVIDIAの最新GPUにおけるレイトレーシング性能を公平に比較できるという。

 このテストでは従来のレンダリング手法の代わりに、すべてのシーンがレイトレーシングにより1パスで描画される。テストの結果はレイトレーシングの性能に完全に依存するため、最新GPUのレイトレーシング専用ハードウェアの性能が測定できる。

 テストにおいて被写界深度効果をシミュレートするため、小さなランダムオフセットが視野内に展開される。フレームレートは、各ピクセルのトレースとシェーディングにかかった時間に左右され、サンプル数とともに画面に出力される。このサンプル数はユーザーが変更可能で、それによってビジュアルの変化や性能への影響を調査できる。レンダリング解像度は2,560×1,440ドット。

 テストでは、シーン内を自由に移動してスクリーンショットが撮影できるインタラクティブモードが含まれるほか、カメラのフォーカスポイントや絞りの調整なども変更可能。