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小池知事「東京アラート」発動。夜の繁華街の「3密」に注意呼びかけ
〜新型コロナ感染者急増で状況悪化の兆候
2020年6月2日 22:39
東京都の小池百合子知事は2日、34人の新たな感染者を確認するなど、新型コロナウイルス感染状況に悪化の兆候があるとして、都民に警鐘を鳴らす「東京アラート」を発動すると発表した。初の発動となる。
夜の繁華街など「3密」リスクの高い場所に注意したり、「新しい日常」の徹底を都民に呼びかけた。東京都独自のステップ2へ1日に移行し、大学や映画館、劇場、小売り店舗などが再開したが、「感染拡大防止と経済社会活動との両立を図っていきたい」との考えも示した。
東京アラートとは、東京都が新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために、都民に感染状況を知らせて警戒を呼びかけること。都が独自に定めた感染状況の目安を超えると発動する。さらに悪化すると、外出自粛や休業を都民に再び求めることになる。
発動指標の目安は、直近1週間の新たな感染者について、「平均20人以上」や「感染経路が不明な人の割合が50%以上」などの数値を示している。発動後の次の目安には、直近1週間の新たな感染者数が「平均50人以上」などの数値を示している。
なお、東京アラートが発動されると、レインボーブリッジと東京都庁舎のライトアップが赤色に変更される。
本日、東京アラートを発動。都内の感染状況を的確に伝え、警戒を呼び掛けるものです。今日の数値は画像の通り。
— 小池百合子 (@ecoyuri)June 2, 2020
昨日よりステップ2に移行していますが、感染拡大防止と経済社会活動の両立を図るため、今一度ウイルスへの警戒を強めてください。
感染防止策の徹底、「新しい日常」の定着をお願いしますpic.twitter.com/9KLd3a37cN