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CHUWIにCPU偽装疑惑。ノートPCが7430Uと表示も実は5500U?

公式製品サイトの表記。はっきり「Ryzen 5 7430U」とある

 ミニPCやモバイルノートPCなどを販売するCHUWIの14型ノートPC「CoreBook X 7430U」について、搭載CPUの偽装疑惑が浮上している。

 CoreBook Xは、CPUにRyzen 5 7430U(以下7430U)を搭載するとうたっている。記事執筆時点での公式製品ページでもRyzen 5 7430U搭載と書かれており、BIOSや設定画面、タスクマネージャーなどでも同様に表示される。

 しかし、ノートPCレビューを専門とする海外メディア「Notebookcheck」は、実際にはRyzen 5 5500U(以下5500U)が搭載されており、表示が偽装されていると報告した。

 Notebookcheckによれば、実機を分解してCPUに刻印されているOPN(Orderable Part Number、部品管理番号)を確認したところ、Ryzen 5 5500Uを示す「100-000000375」が確認できたという。

 この報告を受け、国内でも同製品を持つ有志が調査を開始。同じくOPNの不一致や、ベンチマーク結果の低さ、搭載L3キャッシュの不一致(7430Uは本来16MB、しかし表示されるのは5500Uと同じ8MB)など、偽装疑惑を強める証拠を次々に報告している。

 Windows上からもBIOS上からも5500Uの表記が確認できないことから、偽装が事実であれば、ファームウェアレベルで識別情報が書き換えられている可能性がある。

 本件のほか、この製品では以前から、搭載されている「Office 2024」のライセンスが違反品ではないかという疑惑があった。インストールされているOfficeが「Office Professional Plus 2024」であり、Microsoftが公式に「一般消費者向けには販売されていません」と、非正規品の可能性が高い製品名として注意喚起している。

 CHUWIは、GIGAスクール向けタブレットなどコストパフォーマンス重視の製品でよく知られるが、それ以外にもミニPCやミニノートPC普及の立役者でもある。同社にこういった疑惑が浮上してしまったのは残念といわざるを得ない。弊編集部からの質問に対し、CHUWIからは「既に状況を把握しており、現在対応を協議している」との回答があった。情報に更新があり次第、追ってお伝えする。