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Zoom、ビデオ会議中の強制ミュート解除は必ずユーザー同意が必要に

 米Zoomは22日(米国時間)、前週に適用されたZoomへのセキュリティ関連の変更点を公開した。

 今回の変更により、ホスト側からの操作で参加者をミュートしたあとに解除しようとしたさいに、対象のユーザーに対して解除に同意するかを確認する画面が表示されるようになった。これにともなって、参加者全員のミュートを解除する機能が一時的に無効化されているが、後日あらためて再度有効化される予定。

 また、Zoom Proアカウントでは、画面共有機能がホストのみで利用可能になるよう標準設定が変更された。ホストおよび共同ホストはセキュリティアイコンを通じてほかのユーザーへ画面共有の権限を付与できる。

 そのほか、待合室にユーザーが入室したさいに、特定の音声チャイムでホストに知らせる機能や、プライバシー保護強化を目的としたZoom ChatへのGIPHY統合機能の一時的な無効化、画面共有時のミーティング情報の確認機能、事前登録制のミーティングにおける複数デバイスからの参加の制御などが実装されている。なお、GIPHYの統合については、セキュリティ対策が終わり次第再び有効化される予定。