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Zoom、各種セキュリティ設定やホスト継承機能などをZoom Rooms向けに実装

Zoom Rooms Controllerでセキュリティアイコンから機能を呼び出した画面

 米Zoomは、同社の提供する会議室ソリューションZoom Rooms向けに実装したセキュリティ関連機能について公開した。

 Zoomクライアントと同様に、ホストはセキュリティアイコンを通じて、ミーティングのロック機能や、待合室、ミーティング内のチャット、参加者の名前変更、画面共有機能の有効化/無効化、および参加者の削除と報告機能が利用できるようになる。

Zoom Rooms for Touchでセキュリティアイコンから機能を呼び出した画面

 さらに、ホストがミーティングから退出するさいに、次のホストを指定する画面が出現し、継承できるようになる。共同ホストは一覧の上部に配置される。また、ホストが参加者のミュートを解除する場合、Zoom Rooms Controller上に同意を求めるポップアップも表示されるようになる。

ホストの継承機能
ミュート解除の確認ポップアップ

 そのほか、ビデオを無効化している参加者のアバターを標準で表示したり、通話履歴機能がデフォルトで無効化するよう、変更が加えられる予定。

 暗号化については、5月30日よりすべてのミーティングでGCM暗号化機能が有効化されるため、バージョン5.0以降が必須となる。加えて、6月30日には、Zoom Rooms ControllerとZoom Rooms間の通信が暗号化され、Controller側(Zoom Rooms Scheduling Displayを含む)のバージョンが最低要件を満たしていない場合、機能が利用できなくなる。iOSではバージョン4.3.33237.0924、Androidではバージョン4.3.33237.0925、Windowsではバージョン4.3.13234.0925以降にアップデートする必要ある。