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Facebook、子供向けの「Messengerキッズ」を日本で提供開始

 Facebookは23日、子供向けのメッセンジャーアプリ「Messengerキッズ」の提供を日本でも開始した。Apple App Storeでは本日より、Google Playストアでは週末までにはダウンロード提供する。

 新型コロナウイルス感染症の防止拡大で、多くの国が臨時休校や、他者との物理的な距離を置くといった対策がなされるなか、子供たちが友達と家族とつながるためにさまざまなテクノロジーを活用しているが、保護者による管理も必要とされていることから、このアプリを提供している。

 Messengerキッズは、数年に渡ってオンラインの安全性や児童の発育、およびメディアに関する専門家で組織されたユースアドバイザーと密に協力して開発された。青少年の安全擁護団体や教育関係者からも継続的に意見を取り入れ、ペアレンタルコントロールと、子供たちが責任を持ってオンライン上でつながる方法を学べる機能をバランスよく両立させたという。

 アカウントは保護者が設定する必要があり、子供は保護者が承認した相手と1対1またはグループでビデオチャットできる。保護者は自身のFacebookアプリ内のMessengerキッズ管理画面から、連絡先リストの管理ができ、承認していない相手とはやり取りできないようになっている。

 また、子供が誰とどのぐらいの頻度でチャットを行なっているのかを確認したり、最近シェアした画像や動画を確認し、そのなかで保護者が不適切と判断したものは削除または報告したりできる。子供がブロックした連絡先、および送信した報告の把握も可能だ。

 機能面では、遊び心にあふれたマスクや絵文字、サウンドエフェクトが利用できるほか、承認された大人の親戚や友達と、写真、動画、テキストメッセージのやり取りができ、大人は通常のMessengerアプリでメッセージを受け取れる。また、子供にふさわしいGIF、フレーム、スタンプ、マスクといったお絵かきツールのライブラリが用意される。