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Windows 10プレビュー、WSLからLinuxファイルにアクセス可能に

 米Microsoftは2月20日(現地時間)、Windows 10 Insider Preview「Build 18342(19H1)」をFast ringで公開した。

 なお、本ビルドはConnected Standbyの問題によって、Kaby Lakeおよびその派生CPUが使われている環境には提供されておらず、デバイスマネージャーから見られるプロセッサのプロパティにある詳細タブにて、ハードウェアIDを選択したさいに、以下のように表示されるものはインストールがされないとしている。

  • Intel64 Family 6 Model 142
  • Intel64 Family 6 Model 158

 今回は新機能として、Linuxのプログラムを動かすためのWSL(Windows Subsystem for Linux)において、Linuxファイルにコマンドラインを利用してアクセスする機能が追加された。

 エクスプローラー、Visual Studio CodeといったWindowsアプリからもアクセスできるようになっており、WSLのディストリビューションを開いて、選択されているフォルダがLinuxのホームディレクトリであることを確認し、コマンドラインで「explorer.exe .」と入力することで、Linuxディストリビューション上にエクスプローラーのウィンドウが表示される。これにより、エクスプローラーからLinuxファイルにアクセスが可能となる。ファイルの移動や、コピー&ペースト、コンテキストメニューからVisual Studio Codeで開くといったこともできるようになっている。

 また、前回のBuild 18334にて、Windows 10のゲーミング最適化の一環として、オープンワールドサバイバルゲーム「State of Decay」の期間限定無料提供が行なわれていたが(Windows 10プレビュー、最適化調査のためゲームを1本提供参照)、このビルドによってペアレンタルコントロールが有効であった場合でも、正しくゲームが起動できるようになったほか、インストールが進まないという状況が改善されたという。

 すでにState of Decayをインストールしていて、動作している場合でも再インストールするように勧めており、現状でも動作しない場合はフィードバックHubまで知らせてほしいとしている。