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ゲーミングスマホの最高峰「ROG Phone」と2画面化アクセサリ群などを実機写真で紹介
2018年11月16日 21:13
既報のとおり(【速報】2画面対応ゲーミングスマホ「ROG Phone」が11月23日に発売)、ASUS JAPAN株式会社は本日(11月16日)、ゲーミングスマートフォン「ROG Phone」を11月23日に発売すると発表した。予約受付はすでにはじまっており、税別価格は119,500円となる。
ここでは、発表会で説明されたROG Phoneの特徴やアクセサリ群などについて説明するとともに、実機写真を掲載している。
ハードウェアとソフトウェアの両面でゲーミングに特化
ASUS JAPANでシステムビジネス事業部 テクニカルプロダクトマネージャーを務める阿部直人氏は、ROG Phoneについて、まずハイエンドSoCや8GBの大容量メモリ、512GBのUFS 2.1対応ストレージの搭載などを説明。とくにSoCのSnapdragon 845については、他社では実現できていない2.96GHzオーバークロック(標準は2.8GHz)によって、大きく性能向上されているとアピールした。
以下、ROG Phoneのおもな特徴となる。
【表】ROG Phoneのスペック | |
---|---|
型番 | ZS600KL-BK512S8 |
OS | Android 8.1(ROG UI) |
SoC | Snapdragon 845(2.96GHz) |
GPU | Adreno 630 |
メモリ | LPDDR4X 8GB |
ストレージ | 512GB UFS 2.1 |
ディスプレイ | 6型有機EL 2,160×1,080ドット、リフレッシュレート最大90Hz、応答速度1ms、DCI-P3カバー率108.6%、コントラスト比10,000:1 |
LTE通信機能 | LTE Cat.18対応、ダウンロード速度最大1.2Gbps、デュアルSIM対応(Nano SIM×2) |
FTT-LTE | B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/28/29/32 |
TD-LTE | B34/38/39/40/41/46 |
CA(キャリアアグリゲーション) | 5CA(DL)/2CA(UL) |
W-CDMA | B1/2/3/4/5/6/8/19 |
GSM/EGDE | 850/900/1,800/1,900MHz |
テザリング | 対応 |
無線機能 | IEEE 802.11ac準拠無線LAN、IEEE 802.11ad、Bluetooth 5.0 |
インターフェイス | USB 2.0 Type-C、USB 3.1 Type-C(DisplayPort Alt ModeとPower Deliveryに対応)、マイク/ヘッドフォンジャック |
カメラ | 前面800万画素、背面1,200万画素+800万画素(画角120度レンズ) |
サウンド | 前面ステレオスピーカー、Hi-Res Audio対応、DTS Headphone:X対応、aptX対応 |
NFC | 対応 |
防水機能 | IPX4 |
バッテリ容量 | 4,000mAh |
サイズ | 76.1×158.8×8.3mm(幅×奥行き×高さ) |
重量 | 約200g |
ROG Phone専用アクセサリ
ROG Phoneには全部で5つのアクセサリが用意されており、ユーザーの好みに応じてゲーム体験を高めることができる。以下、それぞれのアクセサリを写真とともに紹介している。
TwinView Dock
「TwinView Dock」は、ROG Phoneと同解像度(2,160×1,080ドット)の6型有機ELディスプレイを備え、ROG Phoneを装着することで、ニンテンドーDSのような2画面ゲーム機として使用できるアクセサリ。税別価格は34,800円となる。
TwinView Dock側でゲーム画面を表示し、ROG Phone側でゲームの攻略情報をWebブラウザで表示させるといった使い方が可能。上下に別々のゲームを同時に表示/実行させることもできる。TwinView Dockには6,000mAhのバッテリが内蔵されているため、ROG Phoneと合わせれば、10,000mAhの大容量が実現する。
ディスプレイ面はGorilla Glass 6を採用。10点タッチに対応するほか、本体左右にショルダーボタン(L/R)を装備。冷却ファンも内蔵する。インターフェイスは、USB Type-C、SDXCカードスロット、マイク/ヘッドフォンジャック。
本体サイズは約172×108×54mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約416g。消費電力は最大27W。
ASUS WiGig Display Dock
「ASUS WiGig Display Dock」は、ROG Phoneからワイヤレスで外部ディスプレイに映像を出力するための製品で、IEEE 802.11ad無線LANによって最大4.6Gbpsの高速通信を実現し、ほぼ表示遅延を感じさせずにゲームを楽しめることが特徴。税別価格は34,800円。
Miracastではゲームプレイに支障を来たすほどの遅延が発生してしまうが、WiGig(IEEE 802.11ad)通信によってこの問題を解決した。実際のデモンストレーションでも、大型ディスプレイに動きの激しいゲームプレイ中の画面を表示させていたが、遅延を意識することなくスムーズな様子が見て取れた。
映像出力端子はHDMIで、対応解像度は最大でフルHD(1,920×1,080ドット)。USB 3.0ポートも備えており、USBメモリなどを指すことで、ROG Phoneから外部ストレージとしてアクセスすることができる。
本体サイズは約124×48×100mm(同)、重量は約200g(ACアダプタとプラグ込みで約345g)。消費電力は最大24W。
Gamevice for ROG Phone
「Gamevice for ROG Phone」は、ROG Phoneに取り付け可能な横持ち用コントローラで、画面タッチではなく、ハードウェアでキャラクターなどを操作できる。ROG PhoneのUSB Type-Cポートに接続することで認識される。税別価格は8,980円。
ショルダーボタン(L1/R1)、トリガーボタン(L2/R2)、アナログサムスティック(L/R)、フェイスボタン(A/B/X/Y)、8方向Dパッド、特殊機能ボタン、ファンクションボタン(L/R)を実装する。マイク/ヘッドフォンジャックも装備。
本体サイズは約247×90×25mm(同)、重量は約125g。
Mobile Desktop Dock
「Mobile Desktop Dock」は、ROG PhoneをデスクトップPCのように使用するためのドックで、DisplayPortやHDMIを通して画面出力し、USB Hub経由でキーボード/マウスを接続できる。冷却ファンも内蔵する。税別価格は34,800円。
インターフェイスの種類は、DisplayPort入力/出力、HDMI、USB 3.0×4、Gigabit Ethernet、Micro USB 3.0(入力)、SDカードリーダ、S/PDIF、マイク入力。
本体サイズは約176.3×106×87.8mm(同)、重量は約400g。消費電力は最大30W。