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VESA、DisplayHDR対応確認アプリをMicrosoft Storeで公開

DisplayHDR Test

 VESA(ビデオエレクトロニクス規格協会)は5月9日(米国時間)、ディスプレイがDisplayHDR規格に準拠しているかどうかを確認できるツール「DisplayHDR Test」をMicrosoft Storeにて公開した。

 DisplayHDRとは、VESAがHDR(High Dynamic Range)対応ディスプレイについて定めた標準規格で、正式名称は「VESA High-Performance Monitor and Display Compliance Test Specification」。DisplayHDR 1.0ではHDRのレベルに応じて、DisplayHDR 400(ベースライン)、DisplayHDR 600(ミドルレンジ)、DisplayHDR 1000(ハイエンド)の3種類が設けられており、詳細については別記事(VESA、HDRに関する標準規格「DisplayHDR」を策定)を参照されたい。

 今回VESAは、HDRの規格の複雑さが利用者の混乱をまねいているとし、ディスプレイのHDRサポートを確認できるツールとして、DisplayHDR TestをMicrosoft Storeにて公開。現バージョンはテキストベースのプロ向け仕様となっているが、今年(2018年)の後半にはGUIを採用したコンシューマ版のDisplayHDR Testを提供する予定という。DisplayHDR Testの測定には市販のキャリブレータが使用できる。

ブラックレベルのトンネルテスト
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