ニュース

ThinkPad T14 Gen 7発表、LPCAMM2搭載で修理性も大幅向上

ThinkPad T14 Gen 7の内部構造。SSDやバッテリ、USBポートなどが容易に交換できるようになっている。メモリはLPCAMM2モジュール化した

 3月2日からスペインで開幕するMWC 2026に先立って、Lenovoが新しいノートPC製品などを発表している。この中でLenovoは、いわゆる「Classic ThinkPad」と呼ばれるTシリーズやXシリーズなどの伝統的なThinkPad各種製品を披露した。

ThinkPad Tシリーズは4製品投入。T14は修理が容易な構造に

ThinkPad T14 Gen 7

 ThinkPadは、Lenovoのビジネス向けノートPCで、フラグシップのThinkPad X1シリーズとThinkPad X9シリーズ、そしてT、X、LなどのClassic ThinkPadと呼ばれるメインストリーム向け、さらにはモバイルワークステーション向けのPシリーズなどが用意されている。

 1月のCESではThinkPad X1シリーズのThinkPad X1 Carbon Gen 14、ThinkPad X1 2-in-1 Gen 10などが発表されたが、2026年モデルのClassic ThinkPadに関して出てこず、今回のMWCでついに発表された形になる。

ThinkPad T16 Gen 5

 14~16型のディスプレイを搭載したメインストリーム向けの製品となるThinkPad Tシリーズは、以下の4製品が発表された。

  • ThinkPad T14 Gen 7
  • ThinkPad T14s Gen 7
  • ThinkPad T14s 2-in-1 Gen 2
  • ThinkPad T16 Gen 5

ThinkPad T14 Gen 7/T16 Gen 5

 クラムシェル版のThinkPad T14 Gen 7とThinkPad T16 Gen 5に関しては、それぞれ14型と16型のディスプレイを搭載し、SoCはCore Ultraシリーズ3(vPRO版あり)と、Ryzen AI PRO 400シリーズ(1月にCESで発表されたRyzen AI 400シリーズの企業向け版)が選択可能。メモリは最大64GBで、LPCAMM2モジュールでマザーボード上に実装される形になる。

 T14は14.2型2.8K(2,880×1,800ドット/120Hz)のOLEDパネルを選択可能で、T16は16型2.8K(2,880×1,800ドット/120Hz)のOLEDパネルを選択できる。

 また、修理のしやすさに配慮された構造になっており、バッテリやストレージ、さらにはUSB Type-Cが容易に交換できるようになっている。

ThinkPad T14s Gen 7
ThinkPad T14s 2-in-1 Gen 2

ThinkPad T14s Gen 7/T14s 2-in-1 Gen 2

 ThinkPad T14s Gen 7とThinkPad T14s 2-in-1 Gen 2は、T14シリーズの中でも軽量モデルを意味する「s」が付いており、より小型軽量な製品となっている。

 SoCはCore Ultraシリーズ3、Ryzen AI PRO 400シリーズ、Snapdragon X2 Eliteから選択できる。メモリは最大64GB(基板上に実装)、ストレージは最大2TB。ThinkPad T14s Gen 7は重量1.1kgからとなっており、LenovoによればT14シリーズの中では最軽量だという。

 Lenovoによれば、ThinkPad T14s 2-in-1 Gen 2(5月から提供開始予定)を除き4月から提供開始予定。価格は、ThinkPad T14 Gen 7は1,399ユーロから、ThinkPad T14s Gen 7は1,699ユーロから、ThinkPad T14s 2-in-1 Gen 2は1,749ユーロから、ThinkPad T16 Gen 5は1,499ユーロからになる予定。

着脱型2in1最新版のThinkPad X13 Detachable Gen 1

ThinkPad X13 Detachable Gen 1

 ThinkPad X13 Detachable Gen 1は、着脱型2in1で、キーボードカバーを外してタブレット化できる。従来Lenovoは、ThinkPad X12 Detachableという12型級のディスプレイを搭載した着脱式2in1を提供してきたが、今年それが13型にアップグレードされ、ThinkPad X13 Detachable Gen 1としての投入となった。

ペンはフォリオキーボードで充電できる
ペン
キーボードには指紋センサー

 SoCはCore Ultraシリーズ3で、メモリは最大64GB(LPDDR5x-7466)、ストレージはM.2 2242形状で最大1TBとなっている。ディスプレイは13型で2,880×1,920ドット/120HzのIPSパネルでタッチ操作に対応しているほか、キーボード部分で充電できるペンが用意されている。カメラはフロントが500万画素、リアが800万画素のイメージセンサー。バッテリは45Whで本体の重量は890g、キーボードを取り付けた状態で1.25kgとなる。なお、今回は日本で人気のClassic ThinkPadとなるThinkPad X13の新製品は発表されなかった。

ThinkTab X11

ThinkTab X11
オプションのケースと装着時

 ThinkTab X11は10.95型の2.5K(2,560×1,600ドット/90Hz)を採用したAndroidタブレット。SoCはSnapdragon 7s Gen 3、メモリは12GB、ストレージは512GBとなっている。OSは標準でAndroid 16がロードされているが、Android 18までのアップグレードと、4年間のセキュリティアップデートが保証されている。重量は650gで、MIL-STD-810Hの耐久テストの項目をクリアしており、IP68準拠の防水防塵に対応している。工場などのフィールドワークに利用するためのケースが用意されており、従来は産業用PCが使われていたような用途に使われることが想定されている。

ThinkVision M16

ThinkVision M16

 ThinkVision M16は、モバイルモニターの最新製品で、16型ディスプレイに強化されている。解像度はWUXGA(1,920×1,200ドット/60Hz)で、重量は700g。2つのUSB Type-C入力を備えており、DisplayPort Alt Modeの出力に対応したUSB Type-Cポートを備えたノートPCと組み合わせて利用できる。

 ThinkPad X13 Detachable Gen 1は6月から提供開始予定で1,949ユーロから、ThinkTab X11は4月から提供開始予定で499ユーロから、ThinkVision M16は6月から提供開始予定で239ユーロからとなっている。