ニュース

富士通、13.3型世界最軽量クラムシェルを4コア/8スレッド/メモリ8GBに

LIFEBOOK UH90/B3

 富士通クライアントコンピューティング株式会社は17日、13.3型クラムシェルで世界最軽量の約748gをうたうモバイルノートPC「LIFEBOOK UH」シリーズの2017年冬モデルを発表した。11月16日より販売を開始する。価格はオープンプライス。

 合計3機種あり、最上位の「UH90/B3」は、Intelの第8世代プロセッサであるKaby Lake RefreshのCore i7-8550U(1.8GHz)を搭載。UHシリーズでは初の4コアCPUとなり、メモリも前モデルから2倍の8GBに増量された。店頭モデルの税別店頭予想価格は21万円前後となる。本体色はピクトブラックのみ。

 中位の「UH75/B3」も同じくKaby Lake Refreshで4コアのCore i5-8250U(1.6GHz)を搭載し、価格は同19万円前後。本製品のみピクトブラックとサテンレッドの2色展開となる。UH75のピクトブラックモデルはシリーズ中で最軽量の約748gを達成している。一方のサテンレッドモデルは約751gとなっている。

 そして、今回新たに下位モデルとして「UH55/B3」を追加。筐体に違いはないが、搭載CPUは第7世代のKaby LakeでCore i3-7130U(2.7GHz、2コア)になる。価格は同16万円強。本体色は唯一のアーバンホワイトのみ。

UH75/B3(サテンレッド)
UH55/B3(アーバンホワイト)

 今年(2017年)の1月に発表された前モデルのUH75/B1では本体重量が約777gだったが、今回はさらに軽量化を進め、約748gを達成(UH75/B3のピクトブラックモデルのみ)。13.3型クラムシェルの世界最軽量を更新した。減量のために筐体のカバーを強度に支障がない範囲で肉抜きするとともに、バッテリ部分の樹脂フレームの設計を見直すことで、同じ強度で従来比約7%の軽量化を実現した。

 また、天板に使われているマグネシウムリチウム合金の材料組成を見直すことで、重量はそのままに約25%の強度改善を図ったという。

 キーボードの設計も見直されており、キー押下時の加重を指の力に合わせて重い状態から軽い状態へと移行する2段階に調整。キーストロークも1.2mmから1.5mmに変更された。キートップは指先にフィットしやすい球面シリンドリカル形状になった。さらに、キーの入力位置が前進され、押した感覚と同時に入力できるようになったことで、より自然で疲れにくい入力が行なえるようになった。

 前述のとおり、上位のUH90/B3とUH75/B3には4コアのKaby Lake Refreshが搭載され、UH75/B3が実装するCore i5-8250Uと前モデルが搭載するCore i5-7200Uを比較した場合、CINEBENCH R15で約59%の性能向上が見込めたとしている。

 3モデルのおもな仕様は下表のとおり。

【表】LIFEBOOK UHシリーズのスペック
UH90/B3UH75/B3UH55/B3
CPUCore i7-8550U(1.8GHz、4コア)Core i5-8250U(1.6GHz、4コア)Core i3-7130U(2.7GHz、2コア)
GPUIntel UHD Graphics 620Intel HD Graphics 620
メモリDDR4-2400 8GBDDR4-2400 4GBDDR4-2133 4GB
ストレージSSD 256GBSSD 128GB
光学ドライブ-
ディスプレイ13.3型非光沢液晶
解像度1,920×1,080ドット
OSWindows 10 Home
バッテリ駆動時間後日公開
USBUSB 3.0 Type-C(USB PD対応)、USB 3.0×2
カードリーダSDカードスロット
映像出力HDMI
無線通信IEEE 802.11ac、Bluetooth 4.1
有線LANGigabit Ethernet
Webカメラ92万画素
その他指紋センサー、ステレオスピーカー、デジタルステレオマイク、ステレオミニジャック
付属ソフトOffice Home & Business Premium プラス Office 365 サービス、ATOK
本体サイズ(幅×奥行き×高さ)約309×212.5×15.5mm
重量約899g約748g(ピクトブラック)、約751g(サテンレッド)約916g
発売日11月16日
税別店頭予想価格21万円前後19万円前後16万円強