Windows 11便利テク
「ニンジャキャット」OUT、代わりにヤツがIN
2022年3月25日 06:21
Windows 11では、2021年11月のアップデートからFluentに従ったデザインルールの新しい絵文字がサポートされている。このニュースは、海外では、それなりに盛り上がったのだが、日本ではあまり話題になっていない。「ニンジャキャット」への愛の差だろうか。
「Win+.」や「Win+V」、タッチキーボード、チャットから入力可能
Windows 10でも可能だったが、Windows 11では絵文字がサポートされており、「Win+.(ピリオド)」から簡単に入力することができるようになっている。
PCでは、文字コードの問題もあり、あまり絵文字を使う機会はなかった。正直、筆者もほとんど使ったことがないが、Windows 11では個人用Teamsを利用した「チャット」アプリでも簡単に入力できるうえ、クリップボードの履歴(Win+V)から入力することもでき(Win+.と統一画面)、タッチキーボードからも利用できる。
2021年11月のアップデートで、Fluentでデザインされた新しい絵文字も利用可能になっており、以前よりカラフルで細かな描写の絵文字が増えた。時代を反映してか、注射器のデザインが従来の赤(採血のイメージ)から透明(ワクチンのイメージ)へと変更されている。
チャットアプリなどでは、まだ古いデザインのアイコンのままで、完全に入れ替わっていないように見えるが、思った以上に様々なシチュエーションの絵文字が追加されているので、一度、見てみることをおすすめする。
ニンジャキャットがいない……
それにしても、日本ではほとんど話題になっていないのだが、新しくなった絵文字には、あの「ニンジャキャット」がいない。
公式なのかどうかは不明だが、あのハチマキをたなびかせた猫のキャラクターが、いつの間に絵文字から姿を消している。Windows 10では表示されるので、今回のFluentデザイン化で退場となってしまったようだ。
日本では馴染みがあまりなく、残念という気持ちも湧いてこないが、海外では、それなりに悲しむ声も大きい。
代わりというわけではないが、新しい絵文字として追加されたキャラクターがいる。おそらく、日本ではニンジャキャットよりもよほど知名度が高いであろうクリッピーだ。かつては、OfficeアシスタントとしてPC上でよく目にしたキャラクターだが、この絵文字を新たに利用できる。
それにしても、正直、クリッピーの使いどころが分からないのは、筆者が疎いだけだろうか。ファイルを送ってほしいときでも使えばいいのだろうか?