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税別18万円切りクリエイターノート、マウス「DAIV 5N」。8コアCPU+RTX 2060搭載で価格以上の性能

マウスコンピューター「DAIV 5N」税別179,800円

 マウスコンピューターはIntel第10世代の8コアCPUとNVIDIAのレイトレーシング対応ディスクリートGPUを搭載した15.6型ノートPC「DAIV 5N」を7月9日に発表、同日より販売を開始した。

 Core i7-10875HとGeForce RTX 2060を、約1.77kgのマグネシウム合金製軽量筐体に搭載しており、携帯性の高いクリエイター向けノートPCに仕上げられている。

 今回同社より実機を借用したので、詳細スペック、外観、使い勝手、AV品質、性能について徹底検証していこう。

ハード的に用意されているのは1モデル、メモリとSSDはカスタマイズ可能

 DAIV 5Nに用意されているのは、Officeなし(税別179,800円)、Office Home & Businessつき(税別204,800円)の2モデル。ハードウェア的には1モデルのみだが、購入時にメモリ、ストレージをカスタマイズ可能だ。

 おもなスペックは、CPUに第10世代(Comet Lake)の「Core i7-10875H」(8コア16スレッド、2.3~5.1GHz)、dGPUに「GeForce RTX 2060(6GB)」を採用。メモリは16GB(DDR4-2666 SDRAM)、ストレージは512GB(PCIe NVMe SSD)を搭載している。

 ディスプレイは15.6型フルHD液晶(1,920×1,080ドット)、通信機能はWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.0、有線LAN(Gigabit Ethernet)をサポート。バッテリは62,320mWh(Battery reportコマンドで計測)を搭載しており、バッテリ駆動時間は約5.5時間が謳われている。

 なお前述のとおり、購入時にメモリは16GB/32GB/64GB、ストレージは512GB(ブランド不明)/512GB(サムスン製PM981a)/1TB(ブランド不明)/1TB(サムスン製PM981a)/2TB(サムスン製PM981a)を選択可能だ。これ以外のスペックについては、下記の表を参照してほしい。

【表1】DAIV 5Nのスペック
モデル名DAIV 5N
OSWindows 10 Home(バージョン1909)
CPUCore i7-10875H(8コア16スレッド、2.3~5.1GHz)
GPUIntel UHD Graphics(350MHz~1.2GHz)、GeForce RTX 2060(6GB)
メモリDDR4-2666 SDRAM 16GB
ストレージ512GB PCIe NVMe SSD
ディスプレイ15.6型フルHD液晶(1,920×1,080ドット、141ppi、輝度非公表、sRGB比100%、非光沢、タッチ非対応、スタイラス非対応)
通信IEEE 802.11ax(最大2,400Mbps)、Bluetooth 5.0、Gigabit Ethernet
WWAN
インターフェイスThunderbolt 3(DisplayPort Alt Mode対応)、USB 3.1、USB 3.0×2、HDMI、microSDカードスロット、ヘッドフォン出力、マイク入力
カメラ100万画素
バッテリ容量62,320mWh(Battery reportコマンドで計測)
バッテリ駆動時間約5.5時間
バッテリ充電時間非公表
本体サイズ355.5×236.7×19.9mm(幅×奥行き×高さ)
重量約1.77kg
セキュリティWindows Hello対応顔認証カメラ、セキュリティロックスロット
ビジネス統合アプリオプション
同梱品ACアダプタ、電源ケーブル、マニュアル類(製品仕様書、ファーストステップガイド、マウスコンピューターサポートマニュアル、保証書)
価格179,800円 ※7月25日時点
今回の貸出機のSSDは「ADATA SX6000PNP」(読み込み2,100MB/s、書き込み1,500MB/s)が搭載されていた。ただし出荷時期によって異なるSSDが搭載される可能性がある

マグネシウム合金製の強固な筐体、インターフェイスはThunderbolt 3対応

 本製品のサイズは355.5×236.7×19.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.77kg。天面とパームレスト面にマグネシウム合金を採用し、ディスプレイ3辺を狭額縁化することで、2019年の従来モデルより約29%の軽量化、約33%の薄型化、約9%のフットプリントのコンパクト化を実現している。

 インターフェイスは、Thunderbolt 3(DisplayPort Alt Mode対応)、USB 3.1、USB 3.0、microSDカードスロット、ヘッドフォン出力、マイク入力を搭載。Thunderbolt 3とHDMI端子には4Kディスプレイを接続可能で、本体と合わせてトリプルディスプレイ環境を構築可能だ。Thunderbolt 3端子は電力供給に対応しておりケーブル1本でモバイルディスプレイを接続可能だが、DAIV 5N自体を充電できない点には注意してほしい。

 なお本体にはUHS-I対応のmicroSDカードスロットが搭載されているが、BTOオプションでUSB 3.0接続でUHS-II対応の「Kingston MobileLite Plus SD リーダー」(1,250円)が用意されている。デジタルカメラとひんぱんにデータをやりとりするのなら、同時購入をおすすめする。

 さて本体自体は約1.77kgとモバイルノートPCとして活用できるぐらい軽量だが、ACアダプタは「Core i7-10875H」と「GeForce RTX 2060」の性能を最大限に引き出すため230Wタイプが組み合わされている。このACアダプタと電源ケーブルの合計重量は実測約841gとかなり重い。毎日持ち歩きたいのならACアダプタの重量も含めて検討してほしい。

本体天面とパームレスト面はマグネシウム合金製
本体底面は強化プラスチック製。半分ほどの面積に放熱口が広く設けられている
15.6型フルHD液晶ディスプレイの下部には、100万画素WebカメラとWindows Hello対応顔認証カメラが内蔵されている
キーボードは100キーの日本語仕様。テンキーも搭載されている
背面にはThunderbolt 3、HDMI、Gigabit Ethernet、電源端子を配置
右側面にはmicroSDカードスロット、USB 3.0×2、左側面にはセキュリティロックスロット、USB 3.1、マイク入力、ヘッドフォン出力が用意されている
本体以外に、ACアダプタ、電源ケーブル、マニュアル類(製品仕様書、ファーストステップガイド、マウスコンピューターサポートマニュアル、保証書)が同梱されている
ACアダプタのコード長は実測120cm、電源ケーブルの長さは実測180cm
ACアダプタの型番は「A17-230P1A」。仕様は入力100-240V~3.5A、出力19.5V/11.8A、容量230W
本体の実測重量は1819g
ACアダプタと電源ケーブルの合計重量は実測841g
システム情報
主要なデバイス
Windows 10のバージョン1909適用後、初期状態に戻したさいのCドライブの空き容量は441.51GB(512GBモデルの場合)
「powercfg /batteryreport」コマンドを実行したところ、DESIGN CAPACITY、FULL CHARGE CAPACITYともに62,320mWhと表示された

キーピッチ約18.75mmながらタイピングしやすいキーボード

 DAIV 5Nには15.6型の筐体にテンキーつきキーボードが搭載されている。キーピッチは約18.75mm、キーストロークは約1.4mmが確保され、またEnterキーも比較的大きめなので、個人的には文字入力しやすく感じた。キーボード全体の剛性も高く、かなり強く打鍵してもたわみは体感できない。ただしカーソルキーは少し窮屈だ。デザイン的にはスマートではないかもしれないが、カーソルキー上下の奥行きを広げて、手探りでも操作しやすくしてほしいと思う。

 キーボードはカラー変更可能なRGBバックライト仕様。キー1つ1つの色を変更することはできないが、さまざまなカラーエフェクトを楽しめる。

 タッチパッドは写真ではストロークが深く見えるが、実際にはクリックは浅い位置で発生する。クリック感自体も軽い。全体が沈み込むダイビングボード構造のタッチパッドとしては操作しやすい部類に入ると思う。

 DAIV 5Nは、ディスプレイ下部に100万画素Webカメラ、Windows Hello対応顔認証カメラ、デュアルアレイマイク、カメラインジケータを内蔵することで3辺狭額縁を実現しているが、その代償としてWebカメラが下から見上げた不自然な構図となる。また、タイピングすると指が大きく映り込むのもマイナスポイント。自然な構図でビデオ会議したいのなら、外付けWebカメラを別途用意したほうがいい。

 Webカメラを試用していて気になったのはカメラインジケータが小さく、また明るくないため、点灯していても気づきにくいこと。セキュリティ上、カメラインジケータはもっと目立ったほうがよいと思う。

キーピッチは約18.75mm
キーストロークは約1.4mm
マグネシウム合金製のパームレストは表面処理のおかげか手が滑りにくい
キーボードはカラー変更可能なRGBバックライトつき仕様
ダイビングボード構造のタッチパッドの面積は約117×72mm
タッチパッドのストロークは少し深めだが、クリックは浅めの位置で発生する
ディスプレイ下部に、100万画素Webカメラ、Windows Hello対応顔認証カメラ、デュアルアレイマイク、カメラインジケータを内蔵。カメラインジケータは小さいため、点灯していることに気づきにくい
ディスプレイ下部にカメラ類を配置することで3辺狭額縁を実現しているが、その代償としてWebカメラが下から見上げた構図となってしまう
ディスプレイの最大展開角度は実測149度

ノートPCに搭載されるディスプレイとしては平均的な色域

 本製品には、15.6型フルHD液晶(1,920×1,080ドット、141ppi、輝度非公表、sRGB比100%、非光沢、タッチ非対応、スタイラス非対応)が搭載されている。注意してほしいのは色域が「sRGB比」で記載されていること。

 実際に、カラーキャリブレーション機器「i1Display Pro」と色度図作成ソフト「ColorAC」で色域を確認したところ、sRGBカバー率は96.8%、sRGB比は104.7%、Adobe RGBカバー率は75.0%、Adobe RGB比は77.6%、DCI-P3カバー率は76.9%、DCI-P3比は77.2%という結果になった。ノートPCに搭載されるディスプレイとしては平均的な色域だ。

 一般的にディスプレイの色域は「比」ではなく「カバー率」で記載されている。それは色域に対する面積比が同じでも、色域がずれていたら意味がないからだ。しかし、マウスコンピューターにかぎらず、とくにノートPCメーカーでは「比」なのか「カバー率」なのか曖昧なことが多い。色域は重要なスペックなので業界全体で表記を統一してほしいと思う。

 なお、マウスコンピューターのG-Tuneブランドから、リフレッシュレート144Hzの15.6型フルHD液晶ディスプレイを搭載して、それ以外は同じスペック、同じ筐体、そして同じ価格の「G-Tune E5-144」が発売されている(マウス、薄型/軽量化した144Hz液晶搭載の15.6型ゲーミングノート参照)。DAIV 5Nのリフレッシュレートは60Hzだ。色域は不明だが、リフレッシュレートを優先させるならG-Tune E5-144を選ぼう。

 サウンドについては「THX Spatial Audio For PCs」のソフトウェア処理により、かなり高音質化に成功しているというのが正直な感想。ステレオスピーカー自体は底面に2つ搭載されているだけだが、音にメリハリがあり、最大ボリュームで筐体の共振がやや気になるものの大きな破綻はない。解像感や低音の迫力は少々物足りないが、十分ミュージックビデオや映画を楽しめる品質だと感じた。

実測したsRGBカバー率は96.8%、sRGB比は104.7%
実測したAdobe RGBカバー率は75.0%、Adobe RGB比は77.6%
実測したDCI-P3カバー率は76.9%、DCI-P3比は77.2%
色域の広さはノートPCとしては平均的
広視野角は謳われていないが、60度ぐらいまでは一定の視認性が保たれる
ディスプレイのリフレッシュレートは60Hz
YouTubeで公開されている「前前前世(movie ver.) RADWIMPS MV」を最大ボリュームで再生したさいの音圧レベルは最大84.9dB(50cmの距離で測定)
「THX Spatial Audio For PCs」では、Music、Cinema、Game、Voiceなどのプリセットのほか、イコライザーで好みの音に調整可能だ

CPU&GPUの性能を引き出しているものの発熱が高め

 最後に性能をチェックする。今回は下記のベンチマークを実施した。

  • 総合ベンチマーク「PCMark 10 v2.0.2165」
  • バッテリベンチマーク「PCMark 10 Modern Office Battery Life」
  • 3Dグラフィックベンチマーク「3DMark v2.11.6866」
  • CPU/OpenGLベンチマーク「CINEBENCH R15.0」
  • CPUベンチマーク「CINEBENCH R20.060」
  • 3Dゲームベンチマーク「FINAL FANTASY XV BENCHMARK」
  • ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 7.0.0」
  • Adobe Lightroom Classic CCで100枚のRAW画像を現像
  • Adobe Premiere Pro CCで実時間5分の4K動画を書き出し

 比較対象機種としては、CPUに「Core i7-10750H」(6コア12スレッド、2.6~5GHz)、dGPUに「GeForce GTX 1650 Ti (4GB)」を搭載した「XPS 15」を採用した。より上位のCPUとdGPUを搭載するDAIV 5Nが、どのぐらいの性能差を発揮するのか確認してみたい。下記が検証機の仕様と、その結果だ。

【表2】検証機の仕様
DAIV 5NXPS 15
CPUCore i7-10875H(8コア16スレッド、2.3~5.1GHz)Core i7-10750H(6コア12スレッド、2.6~5GHz)
GPUIntel UHD Graphics(350MHz~1.2GHz)、GeForce RTX 2060(6GB)Intel UHD Graphics(350MHz~1.15GHz)、GeForce GTX 1650 Ti (4GB)
メモリDDR4-2666 SDRAM 16GBDDR4-2933 SDRAM 16GB
ストレ-ジ512GB PCIe NVMe SSD1TB PCIe NVMe SSD
ディスプレイ15.6型、1,920×1,080ドット(141ppi)15.6型、3,840×2,160ドット(290ppi)
TDP45W
OSWindows 10 Home(バージョン1909)Windows 10 Pro(バージョン1909)
サイズ(幅×奥行き×高さ)355.5×236.7×19.9mm344.72×230.14×18mm
重量約1.77kg約2.05kg
【表3】ベンチマ-ク結果
DAIV 5NXPS 15
PCMark 10 v2.0.2165
PCMark 10 Score5,2904,547
Essentials9,2708,852
App Start-up Score10,88811,363
Video Conferencing Score8,3858,054
Web Browsing Score8,7287,580
Productivity8,3017,042
Spreadsheets Score10,2978,537
Writing Score6,6935,809
Digital Content Creation5,2214,093
Photo Editing Score10,6917,119
Rendering and Visualization Score3,3362,562
Video Editting Score3,9923,760
PCMark 10 Modern Office Battery Life5時間34分8時間13分
3DMark v2.11.6866
Time Spy6,4873,809
Fire Strike Ultra3,9382,110
Fire Strike Extreme7,7954,401
Fire Strike15,6248,899
Night Raid39,15215,196
Sky Diver41,27519,504
CINEBENCH R15.0
OpenGL141.04 fps114.55 fps
CPU1,762 cb1,293 cb
CPU(Single Core)202 cb191 cb
CINEBENCH R20.060
CPU4,024 pts2,806 pts
CPU(Single Core)482 pts458 pts
FINAL FANTASY XV BENCHMARK
1,280×720ドット、標準品質、フルスクリ-ン12,969(非常に快適)7,742(快適)
1,920×1,080ドット、標準品質、フルスクリ-ン8,881(快適)5,144(やや快適)
3,840×2,160ドット、標準品質、フルスクリ-ン3,269(普通)1,813(動作困難)
SSDをCrystalDiskMark 7.0.0で計測
1M Q8T1 シーケンシャルリード1,862.294 MB/s3,444.105 MB/s
1M Q8T1 シーケンシャルライト1,561.895 MB/s2,439.532 MB/s
1M Q1T1 シーケンシャルリード1,651.753 MB/s1,446.864 MB/s
1M Q1T1 シーケンシャルライト1,478.169 MB/s2,009.352 MB/s
4K Q32T16 ランダムリ-ド370.363 MB/s636.244 MB/s
4K Q32T16 ランダムライト957.897 MB/s402.552 MB/s
4K Q1T1 ランダムリ-ド31.268 MB/s41.499 MB/s
4K Q1T1 ランダムライト126.634 MB/s120.757 MB/s
Adobe Lightroom Classic CCで100枚のRAW画像を現像
7,952☓5,304ドット、カラ- - 自然4分27秒254分51秒19
Adobe Premiere Pro CCで実時間5分の4K動画を書き出し
3,840×2,160ドット、30fps1分18秒311分27秒52

 まずCPUベンチマークのスコア差が圧倒的。DAIV 5NはXPS 15に対して、CINEBENCH R15.0のCPUスコアで1.36倍、CINEBENCH R20.060のCPUスコアで1.43倍のスコアを記録している。とくに後者ではコア数の差以上のスコアを叩き出していると言える。

 また3Dグラフィックス性能も格上のdGPUを搭載しているDAIV 5Nが、3DMarkで最大2.58倍、FINAL FANTASY XV BENCHMARKで最大1.8倍のスコアを記録した。XPS 15にも一刻も早くGeForce RTX 2060搭載モデルがリリースされることを期待したいところだ。

 ただし、実アプリの「Lightroom Classic」、「Premiere Pro」では、ベンチマークソフトほどの処理時間短縮は見られなかった。実アプリの性能については、Adobe側のdGPUに対するさらなる最適化が必要な可能性がある。

 一方、バッテリ駆動時間については、DAIV 5Nが5時間34分、XPS 15が8時間13分と後者に軍配が上がった。これはXPS 15が86Whと大容量のバッテリを搭載しているため。DAIV 5Nは約1.77kgという軽量筐体が売りだが、個人的には重量が増えたとしてももっと大容量のバッテリを搭載してほしかった。

 本体の発熱については、キーボード面で56.8度、底面で65.7度とかなり高かった(室温26.0℃で測定)。とくにキーボード面については手に触れる場所の温度がもっとも高くなってしまっている。高負荷な処理をひんぱんに行なうのなら、ノートPC用クーラーを購入することをおすすめする。

 高負荷時の動作音については、通常時35dBA前後の部屋で計測したところ、最大50.8dBAを記録した。今回、動作音については他機種と比較していないが、音量的には耳障りな大きさであることは間違いない。高負荷処理を実行しながら集中して作業したいなら、ヘッドフォンをつけて音楽を聴くなり、ノイズキャンセリング機能を利用したほうがよい。

ベンチマークを実施するさいには、専用ユーティリティ「Control Center」の動作モードを「パフォーマンス」、Windowsの電源モードを「最も高いパフォーマンス」に設定した
キーボード面の最大温度は56.8℃(室温26.0℃で測定)
底面の最大温度は65.7℃
内部の熱は左右側面、背面から広範囲に排出している
ACアダプタの最大温度は45.7℃
簡易騒音計で動作音を計測したところ、最大50.8dBAを記録した

約1.77kgの軽量筐体にふさわしいACアダプタがほしい!

 バッテリ駆動時間がやや物足りない、USB PD(Power Delivery)に対応していないなど不満点はいくつかあるものの、DAIV 5Nは税別18万円を切るノートPCとは思えないほどの性能を備えたマシンだ。

 ぜひ窒化ガリウム(GaN)を採用するなどして、230W ACアダプタのさらなる軽量化を強く望みたい。そうすれば毎日携帯して、どこででもフルパワーを発揮できるハイパフォーマンスノートPCとしてさらに魅力的なマシンとなるはずだ。