Hothotレビュー

GeForce搭載で世界最小をうたう15.6型ゲーミングノート「Razer Blade 15」

~新筐体で14型並のサイズ。CPU/GPUも強化で大幅に性能向上

Razer Blade 15

 NVIDIAがGeForceシリーズを「世界でもっとも薄く、速く、静かなゲーミングノートPCを製造するための革新的な手法」とする“Max-Q”。薄いノートPCでも、高速なGPUを搭載でき、なおかつファンノイズも静か、というコンセプトだ。発表後、多くのPCメーカーがゲーミングノートPCに採用している。

 以前から独自に薄型ゲーミングPC「Razer Blade」シリーズを展開してきたRazerも、Max-Qを採用した新モデルを発売した。「Blade」という名前のとおり、刀を思わせる薄型筐体というコンセプトは変わらないが、筐体のデザインは大きく手が加えられ、従来の同シリーズとは似て非なるマシンに変貌している。

ディスプレイは拡大、筐体サイズはほぼ維持

 従来の「Razer Blade」と大きく異なるのは、ディスプレイのサイズだ。旧モデルまでは14型だったものが、この新モデルでは15.6型に拡大した。旧モデルとの区別のため、「Razer Blade 15」という名前が与えられている。

 画面が大きくなるのはうれしいことだが、その分、筐体が大きくなるというデメリットもある。では実際にサイズがどう変わったのか、データを照らし合わせてみる。

 本機の本体サイズは、355×235×17.3mm(幅×奥行き×高さ)。14型の旧モデルは、345×235×17.9mm(同)となっている。比較すると、幅が10mm伸びたが、厚さは6mm薄くなっている。

 ディスプレイのサイズで言えば、対角線の長さで約40mm大きくなっていることになる。奥行きを維持し、幅を10mmしか伸ばさずに済んでいるのは、ディスプレイのベゼルを相当せまくしたためで、左右のベゼル幅は4.9mmだ。同社は5月の発表時点で、「15.6型としては世界最小」としている。「Razer Blade」のコンセプトである薄さだけではなく、小型という点でも挑戦的な製品だと言える。ただし、重量は2.1kg(最上位モデル。下位モデルでは2.07kg)となり、旧モデルの1.86kgよりも240g増えている。

 外見もかなり変わった。旧モデルはディスプレイ裏の天面の端が曲面になっていたのに対し、本機は端までフラットな形状になっている。中央にロゴがある以外は黒一色で、ヒンジもなにも見えない。まさに“黒い板”という外見で、本体だけが何気なく置かれていたら、ノートPCだと気づかないかもしれない。ゲーミングPCとしてはかなり思い切ったデザインで、人によって好みが分かれそうだ。

左右のベゼル幅は4.9mm。これにより旧モデルと同程度の筐体サイズに留めた
天面はロゴがある以外、完全にフラットかつ黒単色

CPU/GPUの強化に加え、高リフレッシュレートに対応

 次に性能を見ていこう。「Razer Blade 15」は4モデル用意されているが、今回は最上位モデルを借用している。スペックは下記のとおり。

【表1】Razer Blade 15のスペック
CPUCore i7-8750H
GPUGeForce GTX 1070 Max-Q(8GB)
メモリ16GB DDR4-2667(8GB×2)
SSD512GB(M.2 PCIe 3.0×4)
ディスプレイ15.6型非光沢液晶(1,920×1,080ドット/144Hz)
OSWindows 10 Home 64bit
税別価格289,800円

 旧モデルにはなかったGeForce GTX 1070 Max-Qが選択できるようになり、グラフィックス処理が強化された。ディスプレイは大型化しただけでなく、144Hzの高リフレッシュレートに対応する。ただし、4Kなどの高解像度やタッチパネルのオプションはなくなった。

 CPUは最新の第8世代Coreプロセッサになった。Core i7-8750Hは6コア12スレッドのCPUとなるため、コア数は第7世代Coreプロセッサを採用していた旧モデルの1.5倍になる。

 光学ドライブなし、有線LANポートなしというのは旧モデルから共通。無線LANはIntel製でIEEE 802.11acおよびBluetooth 5対応のWireless-AC 9260となっている。

 端子部は、Thunderbolt 3(USB Type-C兼用)、USB 3.0×3、HDMI 2.0、Mini DisplayPort 1.4、3.5mmヘッドフォン/マイク複合ポート。電源は230W出力のACアダプタで、80Whのリチウムイオンポリマー電池を搭載する。旧モデルと比べて、ACアダプタの出力、電池容量ともに増えている。

 なお最下位のモデルでは、ディスプレイが一般的な60Hzタイプ、GPUがGeForce GTX 1060 Max-Q、SSDが256GBに変更され、税別価格は209,800円。残りの2モデルも、この3点を変更した中間スペックとなっている。

本体前面は右側にインジケータが1つあるのみ
左側面は電源端子、USB×2、ヘッドフォン/マイク端子
右側面はThunderbolt 3(USB Type-C)、USB、HDMI、Mini DisplayPort
背面は排気口。四角く切り出したような形状がおもしろい
ACアダプタは230W出力でそれなりに大きい

144Hz液晶をどこまで活かせるか?

 それでは各種ベンチマークソフトのスコアを見ていこう。利用したのは、「3DMark v2.5.5029」、「VRMark v1.3.2020」、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」、「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」、「World of Tanks enCore」、「ファンタシースターオンライン2 キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4」、「CINEBENCH R15」、「CrystalDiskMark 6.0.1」、「BBench」。

 本機には、付属のカスタマイズソフト「Razer Synapse」に「パフォーマンスモード」の設定が用意されており、通常の「デフォルト」と、グラフィックス性能を強化する「ゲーミング」が選べる。「ゲーミング」を選ぶと、ファンの回転数を上げて冷却性能を向上させるようだ。設定変更は「Razer Synapse」上からワンクリックで随時可能。ベンチマークは「デフォルト」と「ゲーミング」の両方で行なっている。

 「パフォーマンスモード」の設定については、グラフィックス性能を強化するとあるが、どちらかというとCPU性能が向上しているように見える。とくに「CINEBENCH R15」のCPUスコアでは、シングルコアの処理ではほとんど差がないのに、マルチコアでの処理ではおよそ4割増しのスコアになっている。

 テスト中のデータを確認してみたところ、「デフォルト」ではCPU温度が80℃を超えたあたりでクロックを調整して温度上昇を防いでいた。対して「ゲーミング」では、CPU温度が100℃に近づいてもなお性能を維持しようとしていた。マルチコアでの処理能力に大きな差が出たのは、冷却の強化だけでなく、温度の閾値も上げていることが要因となっているようだ。なおシングルコアの処理では、高負荷でも発熱が少ないので差が出ない。

 テストスコアは、薄型・小型の筐体にしてはかなり良好と言っていい。旧モデルよりCPUとGPUが強化された分、文句なく高速になっている。ゲーム系のベンチマークでは4Kでのテストも行なっているが、本機はディスプレイがフルHDであり、性能的には十分だ。

【表2】ベンチマークスコア
デフォルトゲーミング
「3DMark v2.5.5029 - Time Spy」
Score4,6455,290
Graphics score5,0035,188
CPU test3,3065,959
「3DMark v2.5.5029 - Fire Strike」
Score13,07014,033
Graphics score15,46215,958
Physics score13,26515,934
Combined score5,9916,736
「3DMark v2.5.5029 - Sky Diver」
Score28,45333,671
Graphics score50,96152,851
Physics score9,74713,690
Combined score19,84921,974
「3DMark v2.5.5029 - Cloud Gate」
Score21,05731,774
Graphics score93,98799,540
Physics score5,6679,393
「3DMark v2.5.5029 - Ice Storm Extreme」
Score94,797101,584
Graphics score132,264131,956
Physics score47,60256,262
「VRMark v1.3.2020 - Orange Room」
Score5,2856,463
Average frame rate115.22fps140.89fps
「VRMark v1.3.2020 - Blue Room」
Score1,4961,560
Average frame rate32.61fps34.01fps
「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」(高品質)
3,840×2,160ドット2,5132,581
1,920×1,080ドット6,0446,358
「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」(最高品質)
3,840×2,160ドット4,4484,659
1,920×1,080ドット12,54613,024
「World of Tanks enCore」(超高)
1,920×1,080ドット20,72621,845
「ファンタシースターオンライン2 キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4」(簡易設定6)
1,920×1,080ドット28,17332,386
「CINEBENCH R15」
OpenGL110.30fps109.78fps
CPU784cb1,096cb
CPU(Single Core)168cb171cb

 その上で気にするべきことは、144Hzの高リフレッシュレート液晶を活かせるかどうか。今回はベンチマークに加えて、実際のゲームでどこまで性能を発揮できるのかも見ておくことにする。試したのは「Fortnite」で、実際のゲームプレイにおけるフレームレートの変化を見た。

 ゲーム内の画質設定は最高の「エピック」とし、本機側の「パフォーマンスモード」は「デフォルト」とした。ゲーム開始時のフレームレートはおおむね100fps前後で、戦いが激しい場所でも60fpsを割るかどうかという値だった。

 次にゲーム内の画質設定を「高」にしてみたところ、100fpsを安定して超える場面が多くなり、およそ2割ほどフレームレートが上がっていた。最高の144fpsを示すシーンもあったので、バランスを考えるとこのあたりがよさそうだ。より高い性能がほしければ、本体側を「ゲーミング」に切り替えるという手もあるが、いずれにせよ高リフレッシュレートを存分に活かせるパワーはあると言っていい。

 筆者は普段は60fpsのディスプレイを使用しており、100fpsくらいになると滑らかさの違いを感じられる。ただそれ以上は正直なところ、あまり差が感じられない。ここは個人差や好みもあると思うので、好みに応じてゲームやマシンの設定を調整するのがいい。ちなみに60fpsのディスプレイを本機と比較して明確に違いを感じるのは、じつはWebブラウザのスクロール時だったりする。

「Fortnite」のプレイ画面。ゲームスタート時など人が少ないシーンは最高画質でも100fps程度出る
人が多いバトル中にはややフレームレートが低下するものの、ほぼ60fpsは維持できている

 SSDは「CrystalDiskMark 6.0.1」で計測した。今回使われていたのは、Samsung製の「MZVLB512HAJQ-00000」。M.2 PCIeのSSDとしては最高速とは言えないものの、マシンや起動は非常に速く、実用上で気になることはないはずだ。本機はほかにストレージがなく、パーティション分けもされていないので、基本的にCドライブのみで使うことになる。

SSD(Samsung MZVLB512HAJQ-00000)

 バッテリ持続時間は「BBench」で計測。ディスプレイの明るさ40%の状態で、キーストロークとWeb巡回あり(Wi-Fi接続)で約6時間43分、「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」をループで動かした時には約1時間14分動作した(NVIDIA Battery Boostはオフ)。やはり高負荷時の持続時間は期待しないほうがいいが、軽作業であればかなり長時間使えるので、モバイル用途としても活用できるだろう。

薄く、速く、静か……では発熱は?

 Max-Qがうたうコンセプトは、「薄く、速く、静か」だ。それはすばらしいのだが、筆者がこれまでの「Razer Blade」にふれてきて感じた最大の懸念点は、熱の問題だ。薄い筐体にパワフルな性能を詰め込めば、排熱処理はとても困難になる。薄く、速く、静かという3要素は、Max-Q非採用のものに比べて優れるという意味だと思うが、いずれも冷却性能にはデメリットに働く要素だ。

 「Razer Blade」は新型が出るたびに発熱問題が改善されてきたが、今回はどうか。高負荷時の筐体に手を置いてみると、やはり各所が熱を帯びている。リストレスト部はさわれないほど熱いとは言わないまでもかなり温かく、手のひらを長時間置いておきたいとは到底思えない。ここは以前のモデルと比べて改善したとは感じられない。

 しかし、キーボードの中段左側、具体的にはW/A/S/Dキーや1~5のキーの近辺だけは懸命に冷却している。ゲームプレイでよく使うキーの周辺だけは、排熱問題から死守するというコンセプトだ。旧モデルでも同様のアプローチはあったが、本機はより冷却ポイントを集中させた感じで、冷やしたいところがよく冷えている。試しに左手首に手持ちのリストレストを置いてみると、キーからの熱は感じられないほど。これならゲームプレイも快適だ。

 もう1つ評価したいのは、Max-Qの売りの1つである“静か”な点。旧モデルは負荷が上がると甲高い風切り音がしており、しかも回転数があまり安定しないため、かなり耳障りな印象があった。本機はかん高い音よりホワイトノイズのようなサーという音が強くなり、音質的に耳障りな感じが減っている。また回転数もかなり安定しており、不快さは軽減されている。とはいえファンノイズの音量自体はそれなりにあるので、ヘッドフォンの使用を推奨はしておきたい。

 ただし、先述の「パフォーマンスモード」において「ゲーミング」を選択すると事情が変わる。ファンの回転数が上がり、風切り音もかなり強くなる。ちょっとノイズが増えるという程度ではなく、甲高い音がより高音でぐっと強くなり、「デフォルト」のときとは別物と言っていいほどうるさい。個人的にはヘッドフォン必須だった。

 騒音と排熱処理をまとめると、冷却部位の集中による右手近辺のキーの冷却強化と、ファンノイズの音質変化による快適性向上が感じられる。旧モデルはGeForce GTX 1060搭載だったので、性能が向上した上での変化とすればかなり優秀だ。下位モデルのGeForce GTX 1060 Max-Q搭載機では、さらにノイズや発熱が低減するはずなので、トータルでは排熱問題も順当に進化したと言っていいだろう。

 もちろん低負荷時にはファンもほとんど回っておらず、キーボード周りの発熱もほぼ感じられない程度に収まっている。3Dゲームなどをしないかぎりは、快適なモバイルPCとして活用できる。

底面から吸気、背面から排気というエアフロー。意外と吸気口が小さい
「Razer Synapse」の「パフォーマンスモード」設定。「デフォルト」と「ゲーミング」はいつでも切り替えられる

Razerらしい割り切りとオリジナル機能

 デザインについては先に述べてしまったが、そのほかの部分や使用感についても少しお伝えしたい。

 ディスプレイは15.6型の非光沢タイプ。sRGBカバー率100%、かつ個体ごとにキャリブレーションを行なっていることをアピールしているとおり、発色がよくメリハリがある。視野角も非常によく、あらゆる角度から見ても破綻しない。144Hzの高リフレッシュレートに目が行きがちだが、素の性能も十分に高い。

144Hzの液晶は発色・視野角とも良好。ゲーム以外にも満足のいく性能だ

 キーボードはバックライト付きのアイソレーションタイプ。本体が薄いだけあり、キーストロークは浅めだ。少しクリック感があり、打鍵感はしっかりあるが、タイプ音はかなり静か。キーがかなり大きめで、キー同士のスペースも広めなので、ノートPCにしてはレイアウトにかなり余裕がある。端のキーも不自然に縮めたようなものはない。

キーボードはバックライト付き。縮められたキーもなく、キータッチもいい

 試しに本稿の執筆で使ってみたところ、入力のミスやキーのひっかかりもなく、とても快適だった。注意点があるとすれば、日本語の印字がないので、かな入力やShiftキーを押す入力では慣れるまで戸惑う。また一番右下にFnキーがあるため(左下はCtrlキーで、その右にもう1つFnキーがある)、その左側にあるカーソルキーなどの位置を間違えやすい。カーソルキーがすべてフルサイズになっただけに、この配置が余計に惜しい。

 タッチパッドはボタンの切れ目がないタイプで、タッチパッド下部の左右がクリックできる。クリックできる範囲がかなり広めで、かつ軽いため、ただのマウス操作のつもりがうっかりクリックしていたということが時々ある。ゲームプレイ時には大抵マウスを使用するはずなので、あまり気にならないかもしれないが。

タッチパッドはボタンが分離していないタイプ。下半分程度はクリックできる

 内蔵スピーカーは、キーボードの左右に広く場所を取ってある。音質は、薄い筐体ゆえか、高音は出るが低音が弱い。付属ソフトの「Dolby Atmos」で調整しても、音楽鑑賞に使うには少々厳しい。ただサラウンド感はよく出ており、人の声もクリアに聞こえるので、ゲームプレイに困るということはない。

サウンドは「Dolby Atmos」で調整可能。ゲーム以外にも映画や音楽などのプリセットがある

 試用する上で忘れてはいけないのが、先に紹介した「Razer Synapse」だ。「パフォーマンスモード」の設定のほか、キーボードマクロなどゲーマー向けのカスタマイズ機能が用意されている。

「Razer Synapse」ではマクロの設定なども可能

 ほかにもキーボードのバックライトを細かく制御でき、好みの光らせ方ができる……といった機能は今時めずらしくないが、おもしろいのはゲームごとの対応。たとえば「Diablo III」を起動してみると、1~4キーとQキーだけが白く光り、ほかは赤く光る。この白く光るキーは「Diablo III」で多用するキーであり、わかりやすく光り方を変えている。メジャーなゲームタイトルであれば、とくに設定をせずとも自動的にライティングを設定してくれる。数々のゲーミングデバイスを手掛けるRazerならではのうれしい機能だ。

「Diablo III」を起動すると、自動でよく使うキーだけ色が変わる
キーボードのライティングは1キーごとに非常に細かく設定できる

 薄型ゲーミングノートPCを追求してきた「Razer Blade」シリーズは、今回も薄さと高性能は維持しながら、じつは15.6型液晶搭載モデルとしては世界最小というコンパクトさも出してきた。大きく変わった外観も含め、ハードウェア的な限界を追求した機能美を感じる。長年ゲーミングノートPCを見てきた身としては、「こういうのは日本のお家芸だったのになあ」と一抹の寂しさを覚えつつ、こういった製品を届け続けてくれるRazerには心から感謝したい。

 では本機が完璧な製品かと問われると、決してそうとは言えない。発熱の問題は相変わらずギリギリのチューニングで凌いでいて、冷却されているキーからちょっと指が外れるといきなり熱くて驚いたりする。キーボードレイアウトやスピーカーなど、改善の余地を感じる部分もある。そして価格も決して安くはない。

 本機の価値は、それらの弱点と表裏一体にある。気になるところがどれだけあろうと、コンパクトさとゲーミング性能の両立という点だけを考えれば、これ以上の製品はないと言っても過言ではない。万人に向けて作られたものではなく、本機に唯一無二の価値を見出した人だけが選べばいい。実際に使ってみて、「一見さんお断り」とでも言われそうな強いメッセージを感じられるところが、Razerらしいなと思う。