トピック
いつの間にか16型もモバイルノートに!? 大画面・軽いが両立するノートPCの正体は?
~ちょっと普通じゃない「LG gram Pro 16」を使ってみた
- 提供:
- LGエレクトロニクス・ジャパン
2026年6月29日 06:30
モバイルノートを選ぶとき、多くの人がまず気にするのはサイズと重さのはずだ。実際、持ち歩いて使うモバイルノートなら、A4用紙(29.7×21cm)前後のサイズで、1kgちょっとくらいの14型クラスを選ぶ人が多い。
ただ、 14型クラスのノートPCを使ってみると、主に画面サイズや解像度で効率の悪さを感じる場面が多々ある。 表示内容に制限が生まれるのは、トレードオフとして仕方のないことではあるが……。
しかし、「LG gram Pro 16」(型番: 16Z90U-KUB5J)は、その悩みに真正面から応えてくれる1台となる。 LG gram Pro 16は、16型のOLEDディスプレイを搭載しながら、重さは約1,199g、厚さは最薄部12.4mm。大画面ノートでありながら、持ち運んだ感じは14型モバイルノートに限りなく近いのだ。
しかも、CPUにはIntelの最新世代となるCore Ultra X7 358Hを採用。内蔵GPUのIntel Arc B390 GPUや、最大50TOPSのNPU、デュアルファン冷却機構も実装し、単に軽くて大きいだけでなく、AI時代のモバイルノートとして必要な処理能力も備えている。
モバイルノートを新たに定義する「LG gram Pro 16」について、定番の14型製品よりもどういった点で優れているのか、実機を使いながら、くまなくチェックしていこう。
- 16型なのに約1.1kg台。14型モバイルの感覚で持ち歩ける大画面ノート
- 16型WQXGA+の広さは、確実に作業の手数を減らす
- 「Aerominum」による耐久性と美しさ
- Core Ultra X7 358HとArc B390 GPUで性能に妥協なし
- NPU 50TOPSのCopilot+ PC。AI処理も実用段階に入った
- Arc B390 GPUならAAA級ゲームも楽しめる
- デュアルファンで静か!高負荷時の安定性も確保
- Thunderbolt 4、HDMI、USBと薄型でもインターフェイスは充実
- PC/スマホ間でファイルをやり取りできるLG gram Link
- 14型の携帯性と16型の生産性を両立させた“モバイルノートの革命的存在”
16型なのに約1.1kg台。14型モバイルの感覚で持ち歩ける大画面ノート
LG gramシリーズといえば、軽量ノートPCの代表的な存在だ。今回取り上げるLG gram Pro 16も、その方向性は明確で、16型ノートPCとしては圧倒的な軽さと薄さを実現している。それは一般的な14型のモバイルノートと比較しても明らかだ。
| 比較項目 | 14型モバイルの例 | LG gram Pro 16 | 乗り換えによるメリット |
|---|---|---|---|
| 画面サイズ | 14インチ (1,920×1,080ドット) | 16インチ (2,880×1,800ドット) | 圧倒的な広さ。複数ウィンドウを並べての作業効率が劇的に向上 |
| 重量 | 約1,100g前後 | 約1,199g | 持ち運ぶ感覚は14型とほぼ同じ |
| 厚さ | 15mm前後 | 12.4mm | 薄いのでバッグへの収まりやすさ◎ |
| 冷却機構 | シングルファン (※一般的な薄型ノートPCの場合) | デュアルファン | 高負荷時でも熱による性能低下を防ぎ、安定動作 |
16型WQXGA+の広さは、確実に作業の手数を減らす
LG gram Pro 16の大きな特徴の1つが、16型のOLED(有機EL)ディスプレイだ。解像度はWQXGA+(2,880×1,800ドット)で、画素数的にはフルHD(1,920×1,080ドット)のちょうど2.5倍にあたる。アスペクト比は16:10となっており、横方向だけでなく縦方向にも余裕があるため、 LG gram Pro 16は、一般的なフルHDクラスの14型ノートよりも作業領域が広くなる 。
この広さは、実際の作業時にかなり効く。Windowsの表示スケーリングは標準では200%に設定され、その状態では文字やアイコンが大きくくっきり表示される。高解像度OLEDの精細さを生かし、長時間の文書作成やWeb閲覧でも見やすい表示にできるのがメリットだ。
一方で、作業領域を優先したいときはスケーリングを下げることで、2,880×1,800ドットの広いデスクトップ領域を生かせる。 スケーリングを100%表示にすれば、フルHDの2.5倍の情報量をそのまま表示できる。 ブラウザで資料を開きながらWordで原稿を書く、PDFを表示しながらExcelに数値を入力する、Web会議を表示しながらチャットやメモを確認するといった使い方でも、ウィンドウの切り換え回数をかなり減らすことができる。
つまり、 LG gram Pro 16なら、同じ16型の画面でも、スケーリングを高めれば読みやすさ重視、下げれば作業領域重視という使い分けができる。 大画面かつ高解像度だからこそ、作業内容や視力、設置距離に合わせて表示を調整できる余地が大きい。この柔軟性も、LG gram Pro 16の強みだ。
OLEDらしい高いコントラストも見どころだ。黒の表現力が高く、写真や動画の表示にもメリハリがある。表面は反射を抑えた非光沢仕上げで、明るい室内やカフェなどでも映り込みを抑えやすい。光沢(グレア)OLEDの鮮やかさは魅力だが、作業用PCとしては反射の少なさが重要だ。その点、本機は仕事道具としての扱いやすさを重視している。
リフレッシュレートは最大120Hzに対応する。高リフレッシュレートのメリットはゲームだけではない。WebサイトやPDFなどのスクロールがなめらかに見え、マウスカーソル操作時の視覚的な遅延も減るため、日常的な作業でも快適さにつながる。
「Aerominum」による耐久性と美しさ
耐久性も見逃せない。LG gram Pro 16は薄型軽量ながら、米国MIL規格(MIL-STD-810H)のテスト7項目をクリアと、タフなボディを実現。長く使う仕事道具として安心材料になる。
本体が約1,199gと軽いことはすでに述べたとおりだが、頑丈かつ軽量を実現するにあたり、 LG gram Pro 16ではアルミニウムとマグネシウムを組み合わせた新素材である「Aerominum」が使われているのだ。
Aerominumは、2026年に登場したLG gram Proシリーズの中でも16型の製品にしか使われておらず、特別な実装といえる。それだけ16型ノートを徹底的に軽くしつつ、耐久性を高めようという強い意思表示を感じさせる部分だ。
キーボード面についても、Aerominumが使われているため、ヘビーなビジネス用途でも安心だ。16型という大型サイズを生かして、テンキーが用意されているのが見逃せないところで、数字入力が多いビジネスパーソンにはありがたい設計となっている。
Core Ultra X7 358HとArc B390 GPUで性能に妥協なし
搭載CPUは最新世代のIntel® Core™ Ultra X7 プロセッサー 358H 。Pコア4基、Eコア8基、LP Eコア4基の16コア16スレッド構成で、Core Ultraシリーズ3の上位モデルだ。Intel 18Aプロセスで製造され、性能、電力効率とも前世代から向上している。
内蔵GPUはIntel® Arc™ B390 GPU 。Xe3アーキテクチャを採用し、12基のXeコアを備える。CPU内蔵型GPUながら3D性能は高く、オフィスワークや写真編集だけでなく、独自のXeSS 3によるアップスケールやマルチフレーム生成にも対応しており、フルHDクラスのゲームも視野に入る。
そのほかのスペックは、メモリがLPDDR5X-8533 32GB、ストレージが512GB SSD、OSがWindows 11 Homeだ。SSDはシーケンシャルリードが13,339.30MB/s、シーケンシャルライトが6,750.10MB/sに達した。ノートPCとしては非常に高速で、大容量ファイルのコピーやアプリの起動も快適にこなせる。
NPU 50TOPSのCopilot+ PC。AI処理も実用段階に入った
Core Ultra X7 358Hは、最大50TOPSのNPU「Intel AI Boost」も内蔵する。 これはCopilot+ PCの要件である40TOPSを満たす性能で、Windows 11のAI機能を活用できる。
そのAI機能の代表といえるのがWindowsスタジオエフェクトだ。自分が画面の中央になるよう調整する自動フレーミング、自分の目線がカメラに向いているように調整するアイコンタクト、背景のぼかしといった機能をNPUで処理できる。
これの強みは、適用したエフェクトがZoom、Teamsなど、Web会議アプリにも自動的に反映されること。背景ぼかしなどの処理を忘れていないか、いちいちアプリごとに確認することが不要になるのに加えて、 NPUの活用によってCPUとGPUの負担も抑えられる。消費電力が減るのでバッテリ駆動している場合などに強力だ。 快適なWeb会議環境を作れる上に、会議と並行してPowerPointなどほかのアプリを同時に動かす余裕を生みやすい。これは明確なメリットといえる。
Copilot+ PC向けのWindows標準機能だけでなく、クリエイティブアプリや音声処理ツールでも、AI PCの演算リソースを生かす動きが出てきている。
その例として試したのが、Audacity向けの「OpenVINO AI Plugins」だ。Audacityは定番のオーディオ編集ソフトだが、OpenVINO AI Pluginsを追加することで、AIを使ったノイズ除去、音源分離、文字起こしなどを利用できる。
実務で考えると、これはかなり分かりやすい活用例だ。会議の録音音声からノイズ除去をして文字起こしを行ない、議事録を作るといった作業をローカルPC上で、しかもCPUとGPUに負荷をかけずに実行できる。セキュリティ的にも作業効率的にも意味は大きい。
もう1つの例が、Adobe Premiere Proの「AI Audio Tagging」だ。Premiere Proでは、音声クリップを会話、音楽、効果音、環境音といったカテゴリに自動分類できる。動画素材が増えるほど、タイムライン上で音の種類を整理する手間は大きくなるが、AI Audio Taggingを使えば素材整理の初期作業を短縮しやすい。これにNPUが活用されている。
今回は、ナレーションのみの音声、BGMを重ねた音声、キーボード音や効果音を混ぜた音声などを読み込み、AIによる分類を確認。音声ファイルをタイムラインへ配置したタイミングで、タスクマネージャー上のNPU使用率がわずかに上昇することも確認できた。Audio Taggingは通常GPUを使って処理されるが、それをNPUに任せることでGPUのリソースに余裕が生まれ、動画編集作業のさらなる効率化を期待できる。
もちろん、すべてのAI処理がNPUだけで完結するわけではない。処理内容やアプリによって、NPU、GPU、CPUのどれを使うかは異なる。 Core Ultra X7 358Hなら高性能なNPUと内蔵GPUを備えているので、どれでも対応しやすいのが強みだ。
Arc B390 GPUならAAA級ゲームも楽しめる
高性能な内蔵GPUの「Arc B390 GPU」の実力もチェックしてみよう。ここでは、人気格闘ゲームの「ストリートファイター6」、オープンワールドレースゲームの最新作「Forza Horizon 6」、重量級ゲームの定番「サイバーパンク2077」を用意した。サイバーパンク2077は、Intel Graphics SoftwareでXeSS 3のマルチフレーム生成に切り換えることが可能。グラフィックス品質を落とさずに描画負荷を下げられるフレーム生成の威力を確かめる。
ストリートファイター6は最大60fpsのゲームで、ほぼ上限で動作。Forza Horizon 6はフレーム生成がなくても平均72.2fpsと快適にプレイできるフレームレートが出た。サイバーパンク2077もFG 2x(フレーム生成2倍)で平均74.9fps、FG 4xで平均123.4fpsと十分高いフレームレートが出た。 フルHD解像度で中画質設定なら、多くのゲームを快適に楽しめるパワーがある。ビジネス向けのノートPCでここまでゲームがプレイできるのは驚くべきことだ。
デュアルファンで静か!高負荷時の安定性も確保
薄型軽量ノートで高性能CPUを搭載するとなると、気になってくるのが発熱と動作音だ。しかし、安心してほしい。 LG gram Pro 16は16型の筐体面積を生かして、冷却にデュアルファンを採用している。これがかなり心強い。
今回は高負荷状態を作るため、サイバーパンク2077を10分間動作させ、動作音と表面温度を確認した。動作音は正面、側面、背面から10cmの位置に騒音計を設置し、温度はサーモグラフィでキーボード面を撮影している。
アイドル時の騒音値は33.4dBだったが、アイドル時はそもそもファンが回っていないので、これは室内環境の騒音値だ。そして、ファンが回る高負荷時だが、それでも30dB台をキープしていた。 アイドル時と比べるとわずかにファンの音を感じる程度であり、耳障りでないことに驚かされる。薄型筐体で高スペックであることを考えると、かなり静かな結果となった。
キーボード面の温度も実際に触ってちょっと温かい程度で操作に影響が出るほどではない。静かでよく冷えるデュアルファン冷却システムはかなり優秀だ。
Thunderbolt 4、HDMI、USBと薄型でもインターフェイスは充実
ノートPCの使いやすさは、性能や画面だけでは決まらない。外出先や会議室、自宅の作業環境など、さまざまな場所で使うには、ポート構成やバッテリ駆動時間も重要だ。
インターフェイスの種類
薄型ノートPCではUSB Type-Cだけという構成も増えているが、LG gram Pro 16は 左側面にHDMI出力、Thunderbolt 4を2基搭載。右側面にヘッドセット端子、USB 3.2 Gen 1を2基と、Type-C、Type-A両方のUSBを複数用意しており、周辺機器をスムーズに接続できる。 薄さを追求しながら、利便性もしっかり確保しているのはすばらしいところだ。
バッテリ駆動時間
バッテリ駆動時間も長く、メーカー公称では動画再生時で最大16時間、アイドル時で最大19時間とされている。実作業に近い環境でのバッテリ駆動状況を見るため、Microsoft Officeのアプリでさまざまな処理を1時間実行させる「Procyon Office Productivity One Hour Battery Consumption」を試した。
テストの結果、 1時間でわずか9%のバッテリ消費となった。オフィスワークを続けても10時間以上持つ計算だ。 長時間の持ち歩きでも安心といえる。
PC/スマホ間でファイルをやり取りできるLG gram Link
LG gram Pro 16には、独自アプリの「LG gram Link」も用意されている。スマホやタブレットなど、デバイスをまたいだ連携を行なえるアプリだ。
Windowsには標準でもスマホ連携機能があるが、 LG gram LinkはLG gramシリーズ向けに用意された独自機能として、ファイルを相互でやり取りできるのに加え、接続したデバイスをサブモニターとして活用できるのが特徴だ。 デスクトップ領域を拡張できるので、さらに作業効率をアップできる。タブレットの活用方法として有力だ。
また、逆にスマホのアプリをLG gram Pro 16で操作もできる。PCで作業しながら、スマホアプリも自然に扱えるのはかなり便利だ。スマホに届いたメールの返事もキーボードでサクッと入力できる。
また、ThinQアプリを使ったセキュリティ機能も用意されている。スマートフォンからPCのロックやデータ削除を行なえるため、持ち歩きが多いユーザーにとっては安心感につながる。軽くて持ち出しやすいPCだからこそ、紛失時や置き忘れ時への備えも重要だ。
14型の携帯性と16型の生産性を両立させた“モバイルノートの革命的存在”
LG gram Pro 16は、単に「軽い16型ノートPC」ではない。16型WQXGA+ OLEDによる広い作業領域、Core Ultra X7 358HとArc B390による処理能力、最大50TOPSのNPU、デュアルファン冷却、長時間駆動、豊富なポート、堅牢性をまとめた、完成度の高いモバイルノートだ。持ち運びやすさ、作業のしやすさ、仕事からゲームまでこなせる性能、ローカルAIへの備え、どれも妥協したくない人にとって有力な選択肢になってくれる存在といえる。
なお、LG公式オンラインショップで購入すれば、5年保証が付帯するという特典もある。一般的なPCの買い替えサイクルは5年程度とされており、その期間を保証してくれるのはかなり安心感がある。とにかくまずは公式サイトを訪問して「LG gram Pro 16」を見てほしい。















































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