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壊れて不要になったモニター、どう処分する? 2つの方法を比較してみた
2026年6月19日 06:05
PC周辺機器の中で、そのサイズの大きさゆえ、いざ処分するとなると苦労するのがモニターだ。分類上は「小型家電」にあたるが、多くの自治体が用意している小型家電の回収ボックスに投入するにはサイズが大きすぎる。どのようにして処分すればよいのか、調べたもののよく分からなかったという人も多いだろう。
今回はこれらPC用のモニターについて、現時点で「正解」といえる2つの処分方法を紹介する。それぞれ一長一短あるので、実際に処分する機会が発生したときに、見比べながら選択してほしい。なおTVチューナーを内蔵したモニターは分類上はテレビとして扱われるため、今回紹介する方法には該当しないので注意してほしい。
方法その1: モニターメーカーの回収サービスを利用する
PC用モニターの処分方法の1つ目は、モニターメーカーが用意している回収サービスを利用することだ。国内で2003年10月1日以降に販売されたモニターは原則として、リサイクルの費用が価格に含まれているため、処分時に新たな費用負担が発生することなく、メーカーに無償で回収してもらえる。
無償回収の対象かどうかは、本体に「PCリサイクルマーク」があるかどうかで判断できる。ただしマークを用意せず回収時にシリアルナンバーで判定するメーカーや、その両方の方法が混在しているメーカーもあるので、マークがない=有償と決めつけるのは早計だ。申込時にメーカーサイトもしくはPC3Rのサイト(後述)で確認することをおすすめする。
ちなみにこのルールができたのは2003年と、すでに四半世紀近くが経過しているため、物置に長期間眠っていたモニターなどを除けば、いま手元にあるモニターの大部分は無償回収の対象となるはずだ。ちなみに有償だった場合の料金は3,300円。またCRTモニターは別途4,400円という料金が定められている。
無償回収の対象であることが分かれば、あとはメーカーのホームページから回収を希望する旨を申し込む。専用伝票が郵送で送られてくるので、品物にそれを貼り付け、郵便局から発送すれば完了だ。これらのフローについては多くのメーカーがフローチャートをサイト上に掲載しているので、参考にするとよい。
もっともフローチャートは単純明快だが、実際にはそこそこ手間がかかる。1つは前述のように、申し込みの時点で型番およびシリアルナンバーを入力する必要があること。手元にある実機を見ればすぐ分かるとはいえ、後述するもう1つの方法ではこれらを調べなくとも箱に詰めて送るだけで済むので、どうしても手間に感じられてしまう。
また伝票が到着するまで1週間程度は待たなくてはいけないので、転居などの事情で1日でも早く処分したい場合には不向きだ。このほか今回は該当しないが、40型以上のモニターは配送の関係で郵便局へは持ち込めず、回収業者への個別依頼となる。こうした例外はちょくちょくあるので、その都度指示に従うことになる。
その一方で、ゆうパックを用いての回収となるため居住地域による制限が少なく、さらに集荷にも対応しているのは強みだ。これがテレビの場合、家電リサイクル法に基づいた処分の過程で、業者の処分場に自力で持ち込まなくてはいけない場合も多いので、自宅にいながら取りに来てもらえるのはありがたい。
また梱包については、必ずしも箱に入れなくとも、ビニールで包んで伝票を貼るだけで済むのも利点だ。あまりにも簡素すぎて一瞬ギョッとするが、修理ではなく再資源化のための回収ということで、むしろ過剰な緩衝材は不要というわけだ。モニターのサイズに合った梱包箱および緩衝材を調達する手間を省けるのは地味に助かる。
方法その2: リネットジャパンの回収サービスを利用する
もう1つの選択肢は、メーカー宛ではなく「リネットジャパン」に送る方法だ。これまでにも記事で何度か取り上げているリネットジャパンは、環境省/経済産業省から認定を受けた「小型家電リサイクル法」の認定事業者で、対象の中にPCが1つ以上含まれていれば、小型家電を宅配便で無料回収してくれる。
ただしPCを含まない場合は料金(1,848円/箱)が発生するので、先に紹介したメーカーによる回収と違ってコストはかかる。近々PCを処分する予定があるのならば、それを待ってモニターを同梱することで無償で回収してもらえるので、この仕組みをうまく活用したいところだ。申し込みはこちらもオンラインのフォームで簡単に行なえる。
前述の方法との最大の違いは、型番やシリアルナンバーを申告する必要もなく、ただ段ボールに詰めて発送すればよいという単純明快なシステムにある。メーカー不問なのはもちろん、PCリサイクルマークの有無すら問われないので、実質的にほぼすべてのモニターが対象になる。
ただし前述のように同時回収するPCがなければ有償となるので、それを許容できるかどうかがポイントということになる。またCRTモニターは例外となり、別料金(4,268円)がかかるので注意したい。
また発送は佐川急便を利用するが、梱包は上限140サイズ、かつ20kg以内という制限がある。一般的なモニターであれば問題となることはまずないだろうが、横に長い湾曲モニターだったり、また複数台をまとめて発送する場合は、引っ掛かる可能性があるので気をつけたい。この制限を超える160サイズ/30kgまでの品を回収してもらうための裏技は先日別記事でまとめているので、併せて参照されたい。
2つの方法をうまく使い分けるべし
以上ざっと2つの方法の流れを紹介したが、結論としては、なるべく費用をかけたくなければリネットジャパン(同時送付するPCがある場合)か、メーカー回収の2択。手間のかからなさを優先するのであれば、リネットジャパン1択だろう。どちらも正規の回収方法なので、安心して利用できる。
ただしメーカー回収でも2003年以前の品は有償であるほか、離島に住んでいるなど居住地域の関係で通常の方法では回収困難だったりといった例外もある。最初から一方の方法で決めつけて作業を進めると、途中でこんなはずじゃなかった、となるケースも出てくる可能性もある。
従って、今回紹介した2つの方法があることを知っておき、その場その場でよりベターな方法を選ぶというのが、賢いやり方といえるだろう。またこれ以外にも、各自治体が独自の回収方法を用意しているケースも考えられるので、併せてチェックすることをお勧めする。













































