特集
コンセント不足から解放する「電源タップ付きモバイル充電器」。おすすめ品はコレ
2025年7月28日 06:08
出先でコンセントが足らなくて困ったことはないだろうか?ビジネスホテル、コワーキングスペース、コンビニ、喫茶店、そしてサバイバルゲームのセーフティーエリアなどでコンセントが足らず、不便を感じたことがある人は多いはずだ。
そのような経験がある人におすすめしたいのが、電源タップ機能を備えたモバイル充電器。たとえコンセントがすべて埋まっているような状況でも、「少しの間、間にはさんで使わせてもらえませんか?」と声をかければ、自分のPC、スマホ、携帯ゲーム機などを充電できる。もちろん、混雑した場所で複数のコンセントを独占しない、宿泊先の部屋などで散らばりがちな充電器を1カ所にまとめられるなどのメリットもある。
もし、いま新しいモバイル充電器の購入を検討しているのであれば、今回紹介する電源タップを備えたモバイル充電器をぜひ選択肢に加えてほしい。
約900mmのケーブルを内蔵しており、設置の自由度が高い
Anker 615 USB Power Strip(GaNPrime 65W)
モバイルバッテリで確固たる地位を築いたAnker製電源タップ搭載モバイル充電器。最大の特徴はケーブルの長さ。重量は約300gと重めだが、約900mmのケーブルを装備。床近くに設置されているコンセントに接続し、デスク上に充電器本体を設置できる。巻き付けるように本体内にケーブルを収納できるので、旅行などでコンパクトに携行可能だ。
AC端子×2、USB Type-C(PD最大65W)×2、USB Type-A(最大12W)×1が搭載されており、同時に5台のデバイスを同時充電できる。通常2カ月の製品保証に加えて、Anker Japan公式サイト会員は、プラス6カ月の延長保証を受けられる点も安心感が高い。
ケーブル長は550mmと短いが、小型・軽量ボディを実現
CIO Polaris CUBE Built in CABLE
ここ数年、モバイルバッテリ、モバイル充電器のニューモデルを精力的に投入し、認知度が高くなっているCIOの電源タップ搭載モバイル充電器。上で紹介しているAnker製よりケーブル長は550mmと短いが、そのぶん約90×60×41.2mm、約220gという小型・軽量ボディを実現している。
端子の構成は、AC端子×2、USB Type-C(PD最大65W)×2、USB Type-A(最大12W)×1とAnker製と同じ。しかしAC端子は合計1250W(USB併用時は合計1125W)とAnker製より余裕がある。AC端子が横に並んでいるのも使い勝手がいい。
AC端子を3個装備するコンセント直接接続タイプ
CIO Polaris CUBE WALL
「Polaris CUBE Built in CABLE」(以下、Built in CABLE)と同じく、CIOの電源タップ搭載モバイル充電器。製品名に「WALL」と付いている通り、壁のコンセントに直接接続することをコンセプトとした製品であり、Built in CABLEよりさらに小型、軽量な約84×54×38mm、約185gのボディを実現している。
USB端子の構成はUSB Type-C(PD最大67W)×2、USB Type-A(最大18W)×1とBuilt in CABLEと同じだが、AC端子は3個搭載され、合計1,500W(USB併用時は合計1,300W)を実現している。ただしプラグを収納できない点には注意してほしい。
丸められたボディが独創的、今回のケーブル収納タイプの中で最軽量
行田電線 VOLCUR 電源タップ急速充電器65W
日本人エンジニアが設計、品質管理を行なっている電気製品ブランド「VOLCUR」の電源タップ搭載モバイル充電器。ケーブル収納タイプとしては今回紹介する製品の中で最も軽量な約167gボディを実現。AC端子は1基だが、USB端子はUSB Type-C(PD最大65W)×2、USB Type-A(最大15W)×1とこれまでの製品と遜色ない。
ケーブルや端子は機能的に配置されているが、丸められたボディや、ストラップによって、他製品と異なる柔らかなイメージを演出している。ただしケーブルは短めなので、自身の利用シーンをイメージして購入を決断してほしい。
タブレット、スマホ向きのPD最大33Wだが、携帯性は抜群だ
サンワサプライ TAP-MC2AC2BK
老舗メーカーであるサンワサプライの電源タップ搭載モバイル充電器。重要なことを最初にお伝えするが、本製品のPD充電は最大33Wで、片側のUSB Type-C端子しか対応していない。またUSB Type-A端子も搭載されていないことにも留意してほしい。
そのかわり本製品は約90×33×28mm、約75gと今回紹介する中で最小かつ最軽量。また収納プラグを180度回転できる点も設置自由度が高く、携帯性にも寄与している。正面と側面にAC端子を配置したのも使い勝手に配慮した設計だ。タブレット、スマホ向けの電源タップ搭載モバイル充電器としては有力な候補と言える。
電源タップ付きを選んで荷物を極限まで減らすそう
「電源タップ付きモバイル充電器」と言っても、さまざまな種類がある。しかし、このカテゴリの商品を選ぶ最大かつ共通の理由は、日常的な外出時や旅行の荷物を極限まで減らすこと。「電源タップ付きモバイル充電器」を導入したことで、充電器や延長ケーブルを携行しなければならなくなったら意味がない。購入する際には、皆さんが持ち歩いているデジタルデバイスや充電機器、ケーブル類を吟味して、最適な1台を選んでほしい。

























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