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綾瀬中央診療所が「認知症VR体験会」を2月17日に開催 足立区・葛飾区の地域包括ケア従事者50名が参加

東京都足立区・葛飾区を中心に24時間365日の訪問診療を行う在宅療養支援診療所「綾瀬中央診療所(院長:中川 裕太)」は、2023年2月17日(金)に医療ソーシャルワーカー・ケアマネジャー・訪問看護従事者・訪問リハ従事者・訪問介護従事者・地域包括ケア関連の従事者を対象とした「認知症VR体験会」を開催いたしました。

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綾瀬中央診療所院長の中川 裕太


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認知症VR体験会の様子

「認知症VR体験会」はVRコンテンツの企画開発を行う株式会社シルバーウッド協力のもと、VRゴーグルを活用することにより一人称視点で認知症の症状を“自分ゴト”として体験することができる新しい取り組みです。当院が「認知症VR体験会」を開催するのは今回が2回目となり、今後もこのような勉強会を通して認知症に対する理解を深める活動をしてまいります。

■開催概要
開催日時:2023年2月17日(金)
参加人数:50名
開催場所:南綾瀬地区センター

●講座内容
・【認知症に対するイメージ】
VR体験前に「認知症に対するイメージ」を振り返ることで、体験後の学びや気づきにつなげます。

・【体験(1):私をどうするのですか?】
認知症の中核症状の1つをVRで体験。いままで接する時に「どうしてそんなに混乱しているの?」と腑に落ちなかった認知症がある方への想像力を養います。また、認知症は単なる記憶障害だけでは無いことを体験いただきました。

・【体験(2):レビー小体型認知症当事者】
レビー小体型認知症当事者の樋口 直美さん原作・監修。レビー小体型認知症の特徴である「幻視」の世界をありのままに伝えました。認知症の概念が変わります。

・【体験(3):ここはどこですか?】
認知症があっても無くても誰もが一度は経験がありそうな「困った体験」から、認知症への「無意識の偏見」に気づくことができるコンテンツです。「認知症」を取り巻く本当の問題とは何か?を考える内容です。

■勉強会当日の様子
介護士・看護師・リハビリ等の職種を中心に、前回(2022年10月実施)を超える50名の方々が参加し、VRのコンテンツを通して視覚・聴覚で認知症について体感いただきました。

<アンケート:「認知症への理解」について>
今回の体験を通して、「認知症の方への理解が進んだかどうか」についてアンケートを取ったところ、85.4%が「感じる」、8.3%が「どちらかというと感じる」と回答し、合計9割以上の参加者が効果を感じている結果となりました。

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認知症への理解のアンケート結果

<アンケート:参加者の感想(一部抜粋)>
・VRを体験したことで、当事者の気持ちがわかり、今まで大丈夫という言葉を安易に使用していたと反省しました。「自分だったら」を大切にしていきたいです。とても貴重な体験となりました。【東京都/看護師】

・見たことのない景色や感覚を実感できました。当事者のお話を聞き、どう感じているのか、何が怖いのか勉強になりました。皆同じではないと思いますが、温かい気持ちで触れたいと考えました。【東京都/介護士】

・認知症の方の視点がわかりやすく、どのように接してほしいか主観で感じられた。認知症の方にとって、いかに不安が大きいのか理解できた。【埼玉県/リハビリ職】

<当日の開催風景>

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使用したVRゴーグル


画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/348942/LL_img_348942_5.jpg
認知症体験会のワークシート
画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/348942/LL_img_348942_6.jpg
認知症VR体験会の様子(2)
画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/348942/LL_img_348942_7.jpg
認知症VR体験会の様子(3)
画像8: https://www.atpress.ne.jp/releases/348942/LL_img_348942_8.jpg
院長から参加者の皆様にご挨拶

■「認知症VR体験会」について
「認知症VR体験会」とは、バーチャルリアリティ(VR)の技術を活用し、認知症の中核症状を体験するものです。認知症を文字で学ぶのではなく、その症状を自分ごととして体験することを通して、社会に広まっている認知症に対する誤った理解や偏見を溶かしていくことを目的としたプロジェクトです。認知症の症状は「物忘れ」だけではありません。人それぞれ様々な症状があることを、体験を通じて理解していく取り組みとなっております。

特に認知症の表面的な行動は「徘徊」「帰宅願望」「入浴拒否」「暴力・暴言」などの様々な言葉で表され、“認知症だから起こすもの”と思われがちです。
しかし、認知症がある方を取り巻く「問題」とされるものは、ご本人の問題ではなく、ご本人を取り巻く周囲の理解やコミュニケーションが大きく影響していることが多いです。ご本人の視点を体験することで、周囲の方へも理解いただくことを目的としています。

>引用:株式会社シルバーウッド HPより
https://peraichi.com/landing_pages/view/vrninchisho/

■「当勉強会の開催理由」について院長 中川 裕太のコメント
当院では葛飾区・足立区において複数専門医による24時間365日の訪問診療を提供する「訪問診療部」を立ち上げ、訪問診療に関わる地域の皆様とより良い医療体制の構築を目指しています。

今回勉強会で取り上げた「認知症」については年々増加傾向にあり、2025年には高齢者の五人に一人が認知症になるという予測もあります(※1)。

そのような中で、在宅患者様に関わる医療従事者・介護の関係機関、事業者がより認知症への正しく深い知識を得る必要があると考え開催にいたりました。
(※1 出典元:「認知症施策の総合的な推進について」厚生労働省老健局)

画像9: https://www.atpress.ne.jp/releases/348942/LL_img_348942_9.jpg
院長 中川 裕太

■当院の概要
<医療機関概要>
名称 : 医療法人社団祥史会 綾瀬中央診療所
院長 : 中川 裕太
所在地 : 東京都葛飾区小菅4丁目9-13 1階(本院)
東京都葛飾区小菅4丁目9-13 2階(内視鏡専門診療科)
東京都葛飾区小菅4丁目9-13 2階(在宅療養支援診療)
東京都葛飾区小菅4丁目9-12 1階(リハビリテーション室)
診療科目 : 内科、整形外科、消化器内科、循環器内科、糖尿病内科、
アレルギー科、内視鏡内科、リハビリテーション科、訪問診療
公式URL : https://ayase-med.com
訪問診療URL: https://homecares.ayase-med.com

<当院のご説明>
綾瀬中央診療所は、綾瀬駅前にある内科、整形外科、リハビリテーション、内視鏡検査、健康診断、訪問診療等の総合クリニックです。
予防接種や健診なども幅広く受け付けております。綾瀬で約60年間、葛飾区や足立区の患者様に広くお越しいただいています。

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