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夢がついに実現。音声で自動変形する「オプティマス・プライム」、一般市販へ

 米Hasbroは9日(現地時間)、音声コマンドにより自動変形する「Transformers Optimus Prime Auto-Converting Programmable Robot」を発表した。価格は699ドル。発売予定日は10月1日。

 「Transform(変形)」や「Attack(攻撃)」、「Look, There's Megatron(見て、あそこにメガトロン)」などの呼びかけに反応して対応する動作を行なうロボット玩具。コマンド入力は音声による直接入力のほか、専用アプリからの入力にも対応する。

 アプリではオプティマス・プライムの動作制御のほか、動きを独自にカスタマイズできるプログラミングが可能。動作を行なうさいには、原作のトランスフォーマーシリーズでおなじみの独特な駆動音や効果音、ボイスを発する。

 収録音声は80種類だが、最初からすべての音声は使えず、アプリに用意されたいくつかのミッションをクリアすることで、鳴らせる音声をアンロックしていく仕組み。

 5,000以上の部品と60のマイクロチップ、27基のサーボモーターを備えており、変形機構のほかロボット形態時には両腕と両足が駆動する。電源は2,000mAhのリチウムイオン充電池。ロボット形態時の全高は19インチ(48.26cm)。

車両形態

 本機の開発を担当した中国のロボティクス企業RobosenRoboticsは、2019年に変形ロボット玩具「T9」を発表している。ロボットの動作をアプリから細かくプログラミングできるのが特徴で、車両から人型ロボットに変形する機構やロボットそのもののデザインからはトランスフォーマーの影響を色濃く受けているのが見て取れる。

 今回Hasbroが発表したオプティマス・プライムのロボット玩具では、変形動作や動きのプログラミングなどでT9と同様の仕組みが使われており、T9で培った知見が活かされているようだ。

T9

 10日からは複数のYouTuberによってレビュー動画が投稿されているが、残念ながら日本での発売予定についてはアナウンスされていない。