やじうまPC Watch

国際大学GLOCOM豊福准教授のブログでGIGAスクール準拠PCの一斉ベンチ結果が公開

ASUS Chromebook Flip C214MA

 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)で主幹研究員・准教授を務める豊福晋平氏個人のホームページにて、文部科学省のGIGAスクール構想の実現標準仕様書に準拠したPCを一斉にベンチマークした結果が公開されている。

 ベンチマークは、各社からGIGAスクール仕様準拠PCのテスト機の貸与、および米国から同系列機種購入の合計12モデルを対象に行なっており、ハードウェア/OSに依拠するものと、OSに依存しないクラウド上の学習ツールによるものの2種類の比較を行なっている。

 比較された機種は以下のとおり。

・Dynabook dynabook K50/FP(Celeron N4020)
・NEC Chromebook Y1 Gen2(Celeron N4020)
・Apple iPad 10.2'(第7世代)(A10 Fusion)
・Lenovo IdeaPad D330(Celeron N4000)
・Acer Chromebook Spin 311(A4-9120C)
・Acer Chromebook 311(A4-9120C)
・ASUS Chromebook Flip C214MA(Celeron N4000)
・ASUS Chromebook C204MA(Celeron N4000)
・Dell Chromebook 3100 2-in-1(Celeron N4000)
・Dell Chromebook 3100(Celeron N4000)
・HP Chromebook(Celeron N4000、米国仕様)
・HP Stream 11 Pro G5(Celeron N4000)
・Dell Latitude 5300 2-in-1 Chromebook Enterprise(Core i5-8365U、参考モデル)

 ベンチマークの詳細については同氏のサイトで公開されているPDFのグラフを参照されたいが、起動/シャットダウン時間およびブラウザ上のクロスプラットフォーム用ベンチマークの「JetStream2」、「MotionMark1.1」、「Speedometer2.0」ではiPadが圧倒的な優位性を示した。

 一方、「Basemark WEB 3.0」では全般的にChrome OSのほうがWindowsより23%ほど高速だったほか、Speedometer2.0ではA4-9120CよりCeleron N4000のほうが34%高速だった。また、ブラウザ上で稼働する学習ツールでは、G SuiteのほうがOffice 365より相対的に起動時間が短いが、有意な差ではないとしている。