やじうまPC Watch
中国製SoCとOSを採用し、Nokia製ケータイがリニューアル
2018年3月26日 13:45
2017年2月に発表されたフィーチャーフォン「Nokia 3310」は、2000年に発売された同名機種のリバイバル版だ。前機種の面影を残しつつ今風に再デザインされ、シンプルな機能により一時話題を呼んだ。発売当初はGSMのみのサポートであったが、2017年後半には3G対応版も発表された。
そして2018年1月に、中国で4Gに対応したバージョンも発表された。Nokia 3310 3Gのフォルムをそのまま継承しながら、4Gネットワークを活用した高音質なVoLTE通話をサポートするほか、モバイルアクセスポイントとしても使え、音楽の再生や電子書籍の閲覧などもできる、スマートフォンライクな側面も持つ。
製品ページの仕様には掲載されていないが、このたびモバイルSoCを開発している中国SpreadtrumのWeChatで、同社のSoC「SC9820」が採用されていることが明らかとなった。SC9820はデュアルコアCortex-A7(1.2GHz)、Mali-400 GPUを内包しており、低価格LTEスマートフォンを実現するプラットフォームとなっている。OSはAlibabaがAndroidをベースに開発した「YunOS」を採用しているため、Nokia 3310 4GはSoCもOSも中国製ということになる。
メモリは256MB、ストレージは512MB、液晶は320×240ドットと、このあたりはエントリーモデルらしい。着脱可能な1,200mAhのバッテリを備え、スタンバイ時間は12日(LTE)~15日(GSM9、通話時間は5時間(VoLTE)~15時間(GSM)となっている。本体サイズは52.4×117×13.35mm(幅×奥行き×高さ)、重量は88.1g。