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Adobe Photoshopが遂にスマホに登場。iPhoneでは本日から利用可能に

 Adobeは26日、画像編集アプリ「Photoshop」のモバイル版を発表した。iPhone版は本日より提供を開始し、Android版は年内のリリースを予定している。本アプリは無料で利用できるほか、Web版へのアクセスが含まれる有料プランも月額1,300円で提供される。

 モバイル版Photoshopは、スマートフォン向けに最適化された直感的で使いやすいインターフェイスを採用し、これからPhotoshopを使い始める新世代のクリエイターを主なターゲットとしている。従来のユーザーにも対応し、外出先でもスムーズにファイルの閲覧や編集ができるようにする。

 代表的な機能として、レイヤーやマスク、描画モードなどのツールを搭載し、ワンタップでオブジェクトを選択できる「タップ選択」も備える。Adobe Stockアセットや、Firefly搭載のAIツール、2万以上のフォントを提供するAdobe Fontsなども利用できる。

モバイル版Photoshop
タップ選択
Adobe Stock
生成拡張などFirefly搭載のAIツールも搭載
Adobe Fonts

 無料プランでも多くの機能が利用できるが、有料プランではモバイル版での編集作業をWeb版やデスクトップ版へシームレスに引き継ぐことができるため、より柔軟な編集環境を求めるユーザーに適している。また、主な違いとして利用できるフォントの数が挙げられる。

 なお、簡易的な編集機能を備えたモバイル版アプリ「Photoshop Express」や、iPad版のPhotoshopは引き続き提供される。

編集作業はWeb/デスクトップ版に引き継ぎできる