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Microsoft、Kinectを生産終了

Microsoft、Kinectを生産終了

 米メディアCO.DESIGNは25日(現地時間)、Kinectの生産が終了されたことを報じた。Kinectの生産終了はMicrosoftのXbox関係者への取材から明らかになったといい、Xboxシリーズで利用中のユーザーへのサポートは継続されるとのこと。同誌によれば、Kinectは2010年の発売よりシリーズ累計販売台数3,500万台にも上ったという。

 物体への距離を測定できる深度センサー/カメラは、今でこそスマートフォンなどで広く用いられるようになったが、2010年の発売時点ではKinectはその草分け的な存在であった。後にWindows用の開発環境なども提供され、広くモーションキャプチャという技術を浸透させる先陣をきってきたデバイスと言えるだろう。

 一方で、Microsoftがデジタル技術にインタラクションを取り入れることを諦めたわけではない。近日ではWindows 10の大型アップデート「Fall Creators Update」でVR/AR機能「Windows Mixed Reality」を提供開始し、対応ヘッドセットも各社から販売されているなど、拡張現実分野で"新たなKinect"が生まれるかもしれない("日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール")。