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日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール

日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール Windows Mixed Reality対応HMD
Windows Mixed Reality対応HMD

 日本マイクロソフト株式会社は18日、太平洋時間の10月17日午前10時より配信が開始されたWindows 10の大型アップデート「Fall Creators Update」に関するプレスセミナーを開催した。

 Fall Creators Updateは4月に配信されたCreators Updateに続く大型アップデートであり、Windows 10登場から数えて4番目の大型アップデートでもある。Creators Updateのときにも明言されていたが、その名が示すようなクリエイター向けのアップデートというわけではなく、すべてのユーザーにクリエイティブな機能を提供することを目的としている。

 今回のFall Creators Updateでは、Windows上でVR/AR機能を提供する「Windows Mixed Reality」が目玉となっており、会場では日本で発売済み/販売予定の5台のWindows Mixed Reality対応ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を展示していた。

各社のWindows Mixed Reality対応HMD
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール レノボ
レノボ
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール 富士通
富士通
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール 日本HP
日本HP
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール 日本エイサー
日本エイサー
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール デル
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール デル
デル

 日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 Windows & デバイスビジネス本部長の三上智子氏は、Fall Creators Updateを使うことで今まで体験しづらかったWindows Mixed RealityによるVR/ARを気軽に体験できるようになり、ユーザーエクスペリエンスを大きく向上させられるとした。

日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール 日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 Windows & デバイスビジネス本部長の三上智子氏
日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 Windows & デバイスビジネス本部長の三上智子氏
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール Windows 10登場からFall Creators Updateまでの軌跡
Windows 10登場からFall Creators Updateまでの軌跡
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール Fall Creators Updateで追加された機能
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール Fall Creators Updateで追加された機能
Fall Creators Updateで追加された機能

 続いて登壇した同社Windowsプロダクトマネージャーの春日井良隆氏は、Fall Creators Updateの新機能を実際に紹介するとともに、Mixed RealityをWindows 10上で利用する様子をデモンストレーションしてみせた。

 春日井氏はまずCreators Updateから提供が開始された3Dオブジェクトのポータルサイト「Remix 3D」から、84型液晶を備える一体型のSurface Hubの3Dデータを取得。Remix 3Dでは登録されている3Dデータをペイント3Dで開くか、Mixed Realityで開くかを選べるようになっており、Mixed Realityで開けば、3Dビューワーが立ち上がるようになっている。

 3Dビューワーではカメラ上に表示されている現実の世界に取得した3Dオブジェクトを重ねる形で表示でき、春日井氏は大きさや位置/角度を調整することで、実際にその場に実物のSurface Hubがあるかのように配置した。

日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール Remix 3Dで公開されているSurface Hubのデータ
Remix 3Dで公開されているSurface Hubのデータ
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール 3Dビューワー上で現実の風景にSurface Hubを配置した様子
3Dビューワー上で現実の風景にSurface Hubを配置した様子

 また、ペイント3Dで開いてデータを編集することもでき、デモンストレーションではこれを汎用のGLBフォーマットで出力してPowerPoint上に3Dデータを挿入してみせた。最新版のPowerPointでは3Dオブジェクトを表示できるようになっており、プレゼン用のスライドに3Dデータを貼り込んで、製品を回転させて見せたりといった使い方ができる。春日井氏は学会や都市設計の説明など、3Dデータをさまざまなプレゼンテーションの場で活用することで、より詳細に内容を伝えられるようになるだろうと利便性をアピールした。

日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール Surface Hubの3DデータをPowerPointに挿入
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール Surface Hubの3DデータをPowerPointに挿入
Surface Hubの3DデータをPowerPointに挿入
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール PowerPointのスライド上でSurface Hubを回転させると、奥行きの長さが表示されたり、スペックが表示されたりといったこれまでになかった表現が可能になる
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール PowerPointのスライド上でSurface Hubを回転させると、奥行きの長さが表示されたり、スペックが表示されたりといったこれまでになかった表現が可能になる
PowerPointのスライド上でSurface Hubを回転させると、奥行きの長さが表示されたり、スペックが表示されたりといったこれまでになかった表現が可能になる
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール

 同社コンシューマー&デバイス事業本部 デバイスパートナー営業統括本部執行役員の梅田成二氏は、Windows Mixed Realityについて、高価なディスクリートGPUを搭載していなくても、内蔵GPUで体験できてしまうことから、一般ユーザーが導入しやすいというハードルの低さを語った。

 また、Windows Mixed Reality対応のHMDは、内部に6軸のセンサーを備えており、Oculus RiftやHTC VIVEのように別途室内にセンサーを配置する必要がなく、単体で気軽に使えてしまう点もユーザーフレンドリーな設計であり、これによって別の部屋でもHMDを簡単に利用できるというメリットもある。

 梅田氏は現在世間で利用されているコンシューマPCのじつに40%がWindows Mixed Realityを利用できるだけのスペックを備えているとし、パートナー各社と協力しつつデバイスとコンテンツを拡大するとともに、店頭での体験デモなどを通じて訴求を行なっていくとした。

日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール 日本マイクロソフト コンシューマー&デバイス事業本部 デバイスパートナー営業統括本部執行役員の梅田成二氏
日本マイクロソフト コンシューマー&デバイス事業本部 デバイスパートナー営業統括本部執行役員の梅田成二氏
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール Windows Mixed Realityを使うためのスペック。3Dゲーム系を楽しむ場合はGeForce GTX 960以上のディスクリートGPUが必要としている
Windows Mixed Realityを使うためのスペック。3Dゲーム系を楽しむ場合はGeForce GTX 960以上のディスクリートGPUが必要としている
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール パートナーとの協力
パートナーとの協力
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール 日本で購入可能になるWindows Mixed Reality対応HMD
日本で購入可能になるWindows Mixed Reality対応HMD
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール Windows Mixed Reality対応コンテンツ
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール Windows Mixed Reality対応コンテンツ
Windows Mixed Reality対応コンテンツ
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール Windows Mixed Realityを体験する三上氏
Windows Mixed Realityを体験する三上氏
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール 巨人を倒すTITAN SLAYERをプレイしてみせた
巨人を倒すTITAN SLAYERをプレイしてみせた

 このほか、プレスセミナーでは以下のようなFall Creators Updateの新機能が紹介された。

日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール フォトアプリ上では選んだ写真に合わせてフォトアプリが備えている音楽に合わせてスライドムービーを作る機能が採用
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール フォトアプリ上では選んだ写真に合わせてフォトアプリが備えている音楽に合わせてスライドムービーを作る機能が採用
フォトアプリ上では選んだ写真に合わせてフォトアプリが備えている音楽に合わせてスライドムービーを作る機能が採用
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール 放たれたテニスボールの動きに合わせて爆発などのエフェクトを適用できる機能
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール 放たれたテニスボールの動きに合わせて爆発などのエフェクトを適用できる機能
放たれたテニスボールの動きに合わせて爆発などのエフェクトを適用できる機能
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール タスクバー上にPeopleの連絡先内の任意の人をピン留め可能になり、即座にメール、Skypeを使って連絡が行なえる
タスクバー上にPeopleの連絡先内の任意の人をピン留め可能になり、即座にメール、Skypeを使って連絡が行なえる
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール 現在では英語キーボードのみ対応だが、Emojiも利用可能に
現在では英語キーボードのみ対応だが、Emojiも利用可能に
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール Edgeに表示したPDFファイルへの書き込み
Edgeに表示したPDFファイルへの書き込み
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール PDFのフォーム入力もEdge上からできるようになった
PDFのフォーム入力もEdge上からできるようになった
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール OneDriveオンデマンドがサポート。OneDriveフォルダ内にあるファイルに対して、クラウド上にのみ置くかローカルにも置くか、ユーザーが任意に選択可能に
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール OneDriveオンデマンドがサポート。OneDriveフォルダ内にあるファイルに対して、クラウド上にのみ置くかローカルにも置くか、ユーザーが任意に選択可能に
OneDriveオンデマンドがサポート。OneDriveフォルダ内にあるファイルに対して、クラウド上にのみ置くかローカルにも置くか、ユーザーが任意に選択可能に
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール ファイルをローカルドライブに落とすと雲のマークがチェックマークに変わる
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール ファイルをローカルドライブに落とすと雲のマークがチェックマークに変わる
ファイルをローカルドライブに落とすと雲のマークがチェックマークに変わる
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール Windows Defenderセキュリティセンターを刷新。分散されていたセキュリティ関連の項目が統合されたほか、対ランサムウェア用のフォルダ保護機能を採用
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール Windows Defenderセキュリティセンターを刷新。分散されていたセキュリティ関連の項目が統合されたほか、対ランサムウェア用のフォルダ保護機能を採用
Windows Defenderセキュリティセンターを刷新。分散されていたセキュリティ関連の項目が統合されたほか、対ランサムウェア用のフォルダ保護機能を採用
日本マイクロソフト、Fall Creators Updateでの目玉機能としてVR/AR対応のWindows Mixed Realityを積極アピール 以前に別記事で紹介した新しい教科書体がインストールされている日本マイクロソフト、超読みやすい新フォント「UDデジタル教科書体」を披露
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