イベントレポート

SK hynix、新規格LPCAMM2のメモリモジュールや次世代GDDR7を展示

LPCAMM2

 台湾にて開催中のCOMPUTEX TAIPEI 2024において、SK hynixがブースを出展中。新たなメモリ規格となるLPCAMM2や、次世代GPU向けメモリのGDDR7などを展示している。

 新たなメモリモジュールとなるLPCAMM2は、LPDDR5Xをモジュール上に実装したもので、SO-DIMMと比べて省電力、高性能、実装スペースの縮小といった点が特徴。SO-DIMMとの比較では、電力消費を62%抑えられるとし、速度も1~1.5Gbps程度向上するとしている。容量は1枚で16~64GBとなる。

LPCAMM2とSO-DIMM。メモリ容量や速度を引き上げられるという
SO-DIMMとの比較

 また、次世代のGPU向けメモリとなるGDDR7や、主にエンタープライズ製品で採用されているHBM3E、CXL(Compute Express Link)対応のDDR5メモリ「CMM-DDR5」、コンシューマ向けSSD製品なども展示中だ。

GDDR7
速度は最大40Gbps、帯域幅は最大160GB/sに達する
HBM3E
最大12Hiスタック構成で、最大容量36GB、速度9.2Gbps以上、帯域幅1.18TB/s以上を発揮
CXL対応のCMM-DDR5
エンタープライズやサーバー向け製品も展示されていた
コンシューマ向けSSD。PCIe 5.0対応の「Platinum P51」なども