オリンパス株式会社は5日、超小型で軽量のシースルー型ウェアラブルディスプレイ「MEG4.0」(メグ4.0、試作機のコードネーム)を開発したと発表した。
全長が196mm、重量が30g以下(電池含む)と小型軽量を実現したシースルー型ウェアラブルディスプレイ。日常生活での利用を考慮し、簡単にメガネへ着脱できる機構や、重量バランスの最適化を行なった。
独自の瞳分割シースルー光学系を採用することにより、外界の視界を遮らずにディスプレイ表示を行なえる。また、表示パネルの光利用効率を高めることで、低消費電力のまま高輝度を実現、屋外での視認性を向上させた。方位/加速度センサーも内蔵する。
解像度は320×240ドット(QVGA)。輝度は10~2,000cd/平方m、駆動時間は約8時間(ただし3分ごとの15秒間の間欠表示/連続表示の場合は約2時間)。通信はBluetooth 2.1を採用し、スマートフォンなどと無線接続が可能という。
同社は本製品を操作系インターフェイスとしての応用や、GPSと組み合わせた幅広いアプリケーションの展開に期待している。
(2012年 7月 5日)
[Reported by 劉 尭]