バッファローとバッファローコクヨサプライが4月に合併
~事業領域の重複を解消

1月11日 発表



 メルコホールディングスは11日、自社の連結子会社であるバッファローとバッファローコクヨサプライの2社を4月1日付けで合併すると発表した。

 バッファローコクヨサプライは、メルコホールディングスとコクヨS&Tの合弁会社だったが、コクヨS&Tが保有していた株式はメルコホールディングスに譲渡されている。

 これにより、バッファローとバッファローコクヨサプライの2社は、いずれもメルコホールディングスの100%子会社となっていた。このため、両社間の合併比率は取り決められていない。合併後の存続会社はバッファローとなる。

 また、2007年2月にメルコグループとコクヨS&Tの間に締結された業務提携契約についてはこれまでどおり継続する。

 メルコグループの中核となるバッファローは、PC周辺機器からインターネット周辺機器へ、さらにデジタル家電周辺機器へと事業領域を拡大してきた。一方、スマートフォンやタブレットPC、地上デジタルTVの市場拡大に応じて、PCサプライ事業を主軸としたバッファローコクヨサプライの事業領域も拡大し、両社の事業領域が大きく重なってきた。

 そこで経営統合を行なうことで、相互の経営資源を有効活用し、スマートフォン関連事業およびデジタル家電周辺機器事業において、さらなる事業拡大を進めるため、合併に至ったとしている。

 なお、2011年3月末時点で、バッファローの従業員数は415人、売上高は1,053億円、バッファローコクヨサプライの従業員数は123人、売上高は103億円だった。

(2012年 1月 11日)

[Reported by 劉 尭/伊達 浩二]