台湾VIA Technologiesは4日(現地時間)、ネイティブデュアルコアのCPU「Nano X2」シリーズを発表した。OEMやマザーボードベンダー向けにサンプル出荷中で、搭載システムは2011年第1四半期中に登場する見込み。
Isaiah(イザヤ)アーキテクチャのNano 3000をベースとしたデュアルコアCPU。メインストリームプラットフォーム向けとしている。TSMCの40nmプロセスルールで製造され、シングルコアのNano(65nm)と比較して微細化されている。また、初代と比較して、SSE4や仮想化機能に対応した。
このほかの特徴として、64bitの対応、高度な電力/温度管理システム、ハードウェアベースの暗号化アクセラレーション「PadLock」への対応を謳っている。また、ピンレベルで従来のプロセッサと互換性が保たれている。
対応チップセットはVIA VX900とVIA VN1000。なお、発表時点では、プロセッサナンバーや動作クロック、TDPなどは公開されていない。
Nano X2 | Nano X2のロゴ |
Nano X2のシステム図 |
(2011年 1月 5日)
[Reported by 劉 尭]