台湾VIA Technologiesは3日(現地時間)、省電力プロセッサ「Nano 3000」シリーズを発表した。現在、OEM向けにサンプル出荷中で、量産は2010年第1四半期に開始する。
2008年に発表された64bitコア「Isaiah」を踏襲したプロセッサ。現行のNano 1000/2000シリーズとはピン互換。新たにSSE4と仮想化に対応。製品情報が少ないため、これによるものかは不明だが、同クロックのNano 2000と比べ、PCMark 05のCPU Testで23%、3DMark06で22%の改善が見られる。ブロックダイヤグラムを見る限りは、大きな変更は加えられていない。
消費電力も約20%低減し、Uシリーズではアイドル時の消費電力が半分の100mWになっているほか、Lシリーズにはクロック2GHzのモデルが加わった。
ラインナップはL3100(2GHz)、L3050(1.8GHz)、U3200(1.4GHz)、U3100(1.3+GHz)、U3300(1.2GHz)、U3500(1GHz)。FSBはいずれも800MHzで、533MHzのモデルはない。対応チップセットはVX800など。
ブロックダイヤグラム |
(2009年 11月 4日)
[Reported by 若杉 紀彦]