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「Fable 5級を半額で」Claude Opus 5登場。Proでも最強モデルに
2026年7月25日 02:34
「性能はフラグシップ級、値段は半分」──Fable 5を使いたくても使えなかったユーザーへの回答となるモデルが登場した。Anthropicは7月25日(日本時間)、新AIモデル「Claude Opus 5」の提供を開始した。最上位モデル「Claude Fable 5」に迫る知能を半額で提供するのが特徴で、有料プランのMaxでは標準モデルに、Proでは選べる中で最強のモデルとなる。API価格は前世代「Claude Opus 4.8」から据え置きの100万トークン(AIが文章を処理する際の単位)あたり入力5ドル(約815円)、出力25ドル(約4,075円)。ただしサイバーセキュリティ用途には一部制限が残っており、その中身は本稿の後段で触れる。
Opus 5は、AnthropicのラインアップでFable 5の下に位置する「Opus」系列の最新版だが、性能面ではむしろ最高記録を塗り替えた。コーディング評価のFrontier-Bench v0.1では全モデル中トップに立ち、Opus 4.8の2倍超のスコアをタスクあたりより低いコストで達成。コーディング支援のCursorBench 3.2でも、最大の思考量(effort)設定でFable 5の最高スコアとの差0.5%以内に、タスクあたり半分のコストで迫った。知識労働のGDPval-AAでも最高記録を更新したほか、未知の問題を解くARC-AGI 3では次点モデルの3倍のスコア、PCを操作させるOSWorld 2.0ではFable 5の最高値を3分の1強のコストで上回っている。
注目はサブスクリプションでの扱いだ。Fable 5は現在、MaxとTeam Premiumプランには標準で含まれる一方、ProとTeam Standardでは従量課金の利用クレジットが必要で、プランによる格差が生じていた。Opus 5はProプランでも使える最強モデルとなるため、「フラグシップ級の知能」への入り口が大きく広がる。早期利用者のLovableからは、従来のOpus系モデルより実行ごとの結果のばらつきが減り安定したとの報告も寄せられており、毎日の実務用途を狙ったモデルであることがうかがえる。
安全対策の仕組みも変わる。Fable 5では、危険な使い方を検知する安全分類器が広めに設定され、問題のないコーディング作業まで誤って検知される課題があった。Opus 5のサイバー分野の分類器は、介入頻度がFable 5比で約85%少なくなる見込み。ソースコードの脆弱性発見は許可しつつ、侵入テストや攻撃コードの生成といった悪用に近い操作をブロックし、検知された場合はOpus 4.8が代わりに応答する。生物学分野では、Fable 5でブロックされたリクエストの引受先がOpus 4.8からOpus 5に変わり、一般提供モデルの中では科学研究に最も強くなるという。
提供は同日から全プラットフォームで開始済み。約2.5倍速で動作する「Fastモード」も基本価格の2倍で用意される。従来のOpusモデルと同様、一般利用にデータ保持義務は課されない(Fable 5相当以上のモデルを使うビジネス顧客には30日間のデータ保持が必須だった)。






















