ニュース

ついに「Claude Fable 5.1」登場、実質最大45%安く、科学研究スコア2倍超。「Claude Mythos 5.1」も

〜全ユーザーの5時間ごとと週ごとの利用上限もリセット

筆者の環境でも「Claude Fable 5.1」が利用可能になっていることを確認した

 Anthropicは9月1日(現地時間)、AIモデル「Claude Fable 5.1」と「Claude Mythos 5.1」を発表した。発表に合わせて、同社は全ユーザーの5時間ごとと週ごとの利用上限もリセットした。

 Fable 5.1は発表直後から使うことができ、コーディングや知識労働、長時間の自律的なタスクを得意とする。性能は公開された7つのベンチマークすべてでFable 5を上回り、科学研究のスコアは24.7%から52.6%へと2倍超になった。

 実質コストはFable 5比で、一般的な用途が約25%、道具を多く使う自動処理なら最大約45%下がる。Fable 5.1は思考量を低・中に抑えても、Fable 5よりずっと安いコストで同等以上の結果を出せる。

 安全装置も精度が上がった。従来は危険な利用を検知する分類器が、害のない作業まで誤って止めることがあった。Fable 5.1では、ソフトウェアの脆弱性を見つける防御目的の利用が解禁された。これにより、Claude Codeでのサイバー分野の介入は1セッション平均で約60%減る見込みという。

 ただし、Fable 5.1で侵入テスト・攻撃コード生成に加え、バイナリ解析による脆弱性スキャン、生命科学の研究開発系の質問を行なおうとすると、引き続きOpusモデルに自動的に切り替わる。なお、Mythos 5.1はFable 5.1と同じモデルでありながら悪用対策の安全装置を緩めており、審査を通った米国の組織に限って提供される。

Claude Fable 5.1と、Fable 5、Opus 5、GPT-5.6 Solのベンチマーク比較。Terminal-Bench 4.0では安全装置を緩めたMythos 5.1が60.9%と、Fable 5.1の55.8%をさらに上回った

 ベンチマーク別に見ると、最も伸びたのは科学研究を測る「Terminal-Bench-Science 0.1」で、24.7%から52.6%へと2倍超になった。端末のコマンド操作を伴うコーディングの「Terminal-Bench 4.0」も42.0%から55.8%に伸びた。競合の「GPT-5.6 Sol」に対しても、スコアが掲載された5項目全部で優位に立つ。

 企業向けには「Enterprise Frontier Safeguards」が今秋(2026年秋)から段階的に導入される。データを顧客自身のクラウドに置いたまま、ゼロデータ保持と同等の秘匿性を保つ仕組みだ。